ホトカミをつくるDO THE SAMURAIのブログ

みんなでつくる神社・お寺の投稿サイト「ホトカミ」を運営している、株式会社DO THE SAMURAIのブログです。

Shinto: A religion that blends into everyday life

Hello! I am Kevin who just joined DO THE SAMURAI as a data scientist intern this summer.

Grown up in Shanghai, I am currently a rising sophomore in Minerva Schools at KGI, an American college that will bring me to seven different cities in the world over four years. I am very grateful for becoming part of this fantastic team to explore ways of amplifying traditional religions' influence over an increasingly fast evolving society. At the same time, I also treasure this excellent opportunity to learn more about Japanese culture and religion.

As an atheist myself, I hold a relatively objective view of various religions in the world. One thing I always find among these mainstream religions is a strong identity they labeled on their believers. These identities later create insoluble conflicts between their believers, which largely shaped our current world. For instance, the suppression of Puritans from the Church of England led to the foundation of the United States, the spread of Buddhism ideologies in China greatly fortifies the power of its central government and the frequent war between the Middle East countries is also caused by the conflicting beliefs between Sunni and Shia.

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However, Japan seems to be a different story. As the indigenous religion of the country, Shinto has never gone into major conflict with other religions that entered in Japan. One famous line that describes people's belief in religion here goes by "Japanese visit a Shinto shrine to pray at New Year, celebrate a wedding at a Christian church, and finally hold a funeral at a Buddist temple." Instead of treating religion as a multiple choice question with only one answer, Japanese are more likely to accept all of them as the surface of their inner beliefs - the outer level may vary, but deeper down their values remain unchanged.

On June 27th, I luckily got the chance to visit 玉敷神社 in Saitama Prefecture. Walking down the Sando towards Honden, under these stone Tories, I found myself peacefully immersed into this Jinja. There's no strong incenses nor the need to repent. Everything is just quietly staying there, naturally blended into the small town. The process of Temizu, bowing before walking in the sacred place and following the manner of praying seems more like visiting a respectful old man's home rather than worshipping a powerful and frightening God.

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At that time, I realized that there's no clear boundary between following the ideology of Shinto and living the normal everyday life. Originated from the revere of nature, Shinto does not need a strong identity to separate the believers from the non-believers: nature is always there. Starting from the cherish of rice, Shinto has already blended into every aspect of Japanese lifestyle - cherish what you have now and be respectful to others.

「ホトカミ」デザイナーとしての三本柱

 
こんにちは、デザイナーのルイです。
ブログの下書きをいくつか溜まっていますが、なかなか発表できなかったです。
 
先日は都内で行われたデザイナーのイベントで「ホトカミ」のデザインについて発表しましたので、
デザインについての見返りとして書きたいと思います。(全然偉い話ではないです)
 
 
正直一年前「ホトカミ」の仕事を受けるときに「神社とお寺なら、和風でしょう」と、
和風の模様とか日本伝統色から考えはじめました。

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今ではネタになりますが、去年ほとんど毎週土曜日の会議で代表やエンジニアさんとめっちゃ喧嘩しました。
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「ユーザーは見づらいと言ってる」「この色は違うなあ」「こうじゃないなー」とめっちゃ言われて、
こっちも必死に自分のデザインを守って言い返します。
代表とエンジニアとの「戦い」の中、恥ずかしいことを気付きました。
 
「そもそも自分もザインということを知らない」という痛感!
 
 
 
そもそもなんで「ホトカミ」を始めるか冷静に考え直しました。
神社とお寺の情報を手に入れ、実際に足を運んでもらって、人と人、人と神社仏閣のリアルのつながりを増やすことです。デザインは目的ではなく、むしろデザイン以外のものデザインに重要ではないかと思います。
 
「新しい発見ができた」「毎日使いたい」「見やすい」と言えるようなデザインを意識し始めました。
 
一年間試行錯誤の中、デザインの3本柱が分かりました。
1.ユーザーの心理や行動を研究し続ける。
2.MAX とMINのデザイン案を出す。
3.小さいな工夫を重ねる。
 

1.ユーザーの心理や行動を研究し続ける。

「ユーザーの声をめっちゃ聞く」というホトカミの暗黙ルール。
ユーザーさんとの連絡を一番大切にしています。
 
今年から始めたオフ会には、ユーザーさんと直接接する機会も増えてきました。ユーザーさんはそれぞれの視点で意見を言ってくださって、とても良い刺激をうけました。
オフ会のきっかけで新しい企画が生まれるケースも。

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他にはお出かけ好き、社寺の好きな人とたくさん話しを聞くのを意識しています。
実際に人と接する機会が増えて、デザイン以外のものこそデザインではないかと気付きました。
 
「ホトカミ」のもっと先の未来を提案できるよう、ユーザーさんがまで気づいていない、普段根本的に人間の心理が分かった方が良いかなと、
最低限月1回ユーザー体験の勉強会に行ったり、人間行動や心理の本を読んだりします。
 
オススメの本:

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2.MAX とMINのデザイン案を出す
ホトカミでいつも「アジャイル!!」「出そう出そう!」「デプロイ大事」と言われています。
確かに、ウェーブサービス(ホトカミ)では、すぐ実装してユーザーの反応を見ながら改善するのが必要です。
 
作ったものが実装できなければ気持ちが落ち、開発にも迷惑をかけてしまいます。
しかし、デザインの価値は「未来に対する提案」だと思います。
ずっと現状に合わせると、サービスは前に進めなく、デザイナーとしてもモヤモヤでしょう。
 
 
この矛盾を解決するのはどうすればいいか??
 
デザイン会議、開発を重ねて、
MAX とMINのデザイン案を出すことになりました。
 
MINはいますぐ実装して出せる最小限のデザイン、ほとんど既存のコードを利用できるデザイン。
MAXは「こんな機能あればいいね」「ここまでこだわりましょう」と、もっと便利に使えるような最終形です。
 
例えば今年「お参り記録」のデザインを刷新するとき、いくつかのステップを分けてデザインしました。
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MAXはユーザー体験を完成するため最大のパーフォマンス。「こんなものあったらいいなあ」発想して作ってみます。
 
MINとMAXバージョンの間、ステップをいくつか分けて、「今回はここまで」「次はここまで」「最終的にはこれを作りたい」と、
エンジニアさんに伝えるのは良いでしょう。
 
MINとMAXのデザインをするために、
実装の知識を吸収するのが大事です。世の中で今の技術の限界社内の開発現状を知ることが必要ですね。
 
実際コードをかけなくでも、
せめてこの機能を追加するために、どんなデータが必要か、通信どうなるか、ロジックの追加が必要かどうかくらいは知っておくと、
デザインはスムーズに反映されますよね。
 
エンジニアとより一層仲良くなって、良いモチベーションのサイクルにも入れます。

 

 3.小さいな工夫を重ねる

プロダクトを触る人に「いいなあ」さえ思ってもらえないと、ユーザーとの接点が増えないと思います。
 
デザインでは「神は細部に宿る」という言葉があります。
人の心理を研究したら、技術のトレンドを把握したり、引いた目で物事を見みますが、細かいところで工夫をするのも大事です。
 
例えば、ホトカミの中では「文言を極める」のルールがあります。
「いいね」ではなく「素敵」ではなく、ひらがなの「すてき」
「写真を投稿」ではなく「写真投稿」

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個人的には、最近「全ての状態を考える」ことを意識しています。 

例えば神社とお寺のリストをデザインするときに、

  • 文言が長い場合は?(改行するか、字数制限するか、文字の数字によってフォントざいじを変えるか)
  • お寺の名前が長い場合は?
  • 投稿がない場合は?(投稿誘導の文言をどうするか?仮の画像を何にするか?)

とか色々状況を考えてそれぞれデザインします。直近ならコードに直接影響を与え、最終的にはやユーザー体験に左右しています。

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まとめると

「ホトカミ」でデザインをする三本柱はこんな感じです。↓

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 「デザイナーとして、デザイン以外のことこそデザインに大事」と、最近上司に言われました。

確かに、デザイナーは根本的に「思いやり」を持っている人にならないと良いデザインにもできないと思います。

 

仕事の中では、

・ユーザーに対する思いやり

・エンジニアに対する思いやり

を持つのがとても重要だと思います。

 

まだまだ経験不足ですが、少しデザインについて話しました。

今後も使いやすい、楽しく使えるサービスをデザインしていけたらと思います。

 

頑張るぞ!

 

 

 

 

 

プログラムは詩【コンピューターのエッセイ】

こんにちは。小沼です。

プログラミングをしていると、プログラムは詩だと気づきます。
プログラムは、詩と同じで、文字の組み合わせでできています。

プログラムを読むときは、書いた人の気持ちや性格を感じます。

プログラムを書くときは、読む人(これは数日後の自分だったりする)が、今の自分の気持ちをうっすらと感じてくれるだろうなーと思って書いてます。
ただ動く以上に良いコードを書こう。真心を込めて楽しみながら、プログラムを書きます。

もちろん同じ動作をするプログラムは、当然似たようなプログラムになります。
だけど、プログラムの中の並びや命名の微妙な違いとかが、書く人の詩的センスを表します。

詩のように楽しみながらコードを読み書きすることは、安らかな気持ちになれるだけではなく、実用的な意味もあります。

コードを眺めているとたまに、「あれなんかいつもと違うぞ」と直感的に感じます。
そういうコードは、実はどこからか写して、ちょっと書き換えただけで、動くけど書いた本人が、あんまり理解してないことが多いです。
このようなプログラムは、のちのちバグを生み出す原因になり、修正が大変になります。
なのでコードをレビューするときには、詩的な感覚を敏感にして「あれなんかいつもと違うぞ」と思ったら、その周りの部分を念入りに確認します。

それから、コードを眺めているときに、不安な感じがするときには、たいていバグが見つかります。
論理的な理解がなくとも、「あー、なんかやばい気がする」とぞわぞわしたら、きれいに書き直しておいた方がいいです。

ところで体育は、僕がずっと嫌いな科目だったんですが、大学で人生で唯一楽しいと思えた体育の授業がありました。
その授業の先生は、できないことを考えすぎたりせずに、「ただ楽しくやる」ことが大事だと教えてくれました。
ただ楽しくやることで、人間の体や脳は、無駄な力が抜けて最大限の能力を発揮することができる。
そうしてただ楽しくやってると、そのうちできるようになってくる。
ずっと体育が嫌で、どうしたらできないことができるようになるのか、悩んでた自分にとっては非常に助かる教えでした。

この「ただ楽しくやる」理論は、運動・スポーツだけではなく、プログラミングの世界にも通用することだと思います。
コードを読み書きするときには、プログラムの詩的世界に入り込み、ただ楽しむことが大事です。
論理的な部分以外からも、プログラムを感じ取りやすくなります。

僕は、プログラムの詩的世界に入り込める人は、プログラムのセンスがある人だと思います。
新しいシステムを使い始めるときには、そのシステムを眺めながら、プログラムの詩的世界に潜り込んで、その操作の仕方だけではなく言語化し難い、文化や雰囲気を理解する。
そうするとシステムを作った人の設計思想が腑に落ちて、親しみを持って使うことができます。

プログラムの詩的世界への入り方、感じ方、楽しみ方は、個性があって、それがコードに表れてくるのだと思います。
この個性は人としての雰囲気や人生観ともリンクしている。
それは文学的な詩が、作者の人間性と精神的状況とリンクしていると同じです。

それから、プログラマーの得意なシステムの傾向も、プログラムの詩的感性が関わっていそうです。
正確性に欠きますがプログラマーは、なんとなくの感じるその人の雰囲気と、その人の得意なシステムには、相関性があります。
そういう点ではベンチャーにベンチャーっぽいプログラマーばかり、大企業に大企業っぽいプログラマーばかりというのは、技術の偏りを生んでしまい、良いとこ、悪いとこありそうです。

初心者がプログラミングを書き始める障壁も、文学的に詩を書き始める障壁に似てます。
「何を書いたらいいのかわからない」
「なにが面白いのか理解できない」
という感じのものです。
この障壁の乗り越え方は人それぞれで、プログラミングの本を読んで勉強したり、その本の中のコードを書き写したり、突然インスピレーションが来るのを待ったり。
初心者がプログラムの詩的世界への入り口を見つけること、教える側がそこに導くことは難しいことだと思います。
僕もよく初心者からどのプログラミング言語がおすすめか聞かれるのですが、ひょっとしたら自分の好きな言語より、詩的世界の入口へ導くために、その人の内面的な雰囲気に合わせて、向いてそうな言語を答えるといいのかもしれないですね。

ここまでふわふわと、プログラムと詩について書いてきました。
自分の感覚をただ文字にしただけなので、読む人によっては、あんまり納得しがたい部分もあると思います。
それでも、プログラムに芸術的側面があることは、多くの人が指摘しています。
大間違いでもないでしょう。

「プログラムは詩」

もう少しプログラミングがうまくなったら、再考してみたいと思います。

人生で一番大事なことってなんだろう?『Q学作戦会議』に行ってみた

こんにちは。ホトカミ仏教担当の横井です。

 

6月も早いもので、もう終わりが近づいてきました。振り返れば梅雨時ということもあり、テンションとモチベーション低下との戦いだったような月でした。

 

いったい何のために仕事をしているんだろう?

これから自分はどうやって生きていくんだろう?

 

といった、将来への不安も持つような日もありました。

 

そんなある時、吉田さんから「今度『Q学作戦会議』というイベントがあるんだけど一緒に行かない?」とお誘いをいただきました。

 

最初は「まぁ吉田さんが話すみたいだし、写真撮っておこう」くらいのノリでしたが、実際に足を運んでみて、非常に多くのインスピレーションを受けました。

 

今回のブログは『Q学作戦会議』で感じたこと、参加してから思ったことについて書いていきたいと思います。

「意識高い系」ってなんだろう?

 

思い返せば、昔は「意識高い系」と呼ばれている人たちに対して、選ばれし者、よっぽどすごい人しかなれない、などといったイメージがありました。

そして、自分がそんな「意識高い系」の世界をのぞくことなんてまずないだろう・・・と思っていました。

 

しかし今では、大学での活動に加えDOTHESAMURAIでホトカミを一緒に作るなど、世間一般で言われるところの「意識高い系」な世界に片足つっこんだような人間になっていました。(笑)

 

結局のところ、「意識高い系」って何でしょうか?

 

私は、「志高い系」が「意識高い系」の正体だと思います。

世の中になかったものを増やしたい、自分にしかできないことで世の中を良くして生きたい。

そうやって、新たなものを生み出そうとしていくことがベンチャーだ、ということを働いていて思うようになりました。

 

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『Q学作戦会議』でお話されていた方々や、参加者として来ていた学生のみなさんも、様々な志をもっておられました。

自分にしかできないことをやりたい!という気持ちにあふれた方々とのコミュニケーションによって、改めて自分自身の志は何だろう?と問い直すきっかけになりました。

 

働くということ

 

私はいま大学3年生、進路や就活のことを考えなくてはいけない時期になりました。

 

3年生になって思うことは、「人間、何のために働くんだろう」ということです。

生きるため?食べるため?さまざまな理由があるのではないでしょうか?

 

私はただ生きるために仕事をするのではなく、自分の好きなことで人を幸せにすることを仕事にしていこうと漠然と考えていました。

 

なので、給料のため、より良い生活を送るためにただ働くということに疑問を持ち続けていました。

「人間、生きるために仕事をしなきゃいけない」

というのは100%正しいわけではなく、

「人間、ほかの人を幸せにすることこそが仕事じゃないの?」

と思うものです。

 

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『Q学作戦会議』の中で、「就職だけが進路じゃない」、「人間働くために生まれてきたわけではない」という言葉が心に残りました。

 

大多数の大学生が、生きるために働くということを選択する中、『Q学作戦会議』に参加していた学生は、それ以外の新しい進路を求め、熱心に話を聞いて、自分は何ができるんだろうということを考えていました。

そんな姿をみて、私にはなにができるんだろう?ということ考えなくてはならないと、刺激を受けることができました。

 

おわりに

 

6月を振り返ると、人生の方向性をどうするか?という悩みがわいてくるような月でした。

そんな悩みと向き合い、人生のテーマを決めれば、仕事や生き方なども決まってくるのではないか?と思いました。

 

『Q学作戦会議』に参加したことで、私も今後のことを考えてみようというきっかけを得ることができ、大変有意義な時間でした。

 

7月は、自分のことを考える時間を作り、自分の人生のテーマを考えてみます!

エンジニアこそユーザーさんと直接やりとりした方がいいという話

皆さんこんにちは。株式会社DO THE SAMURAIで主にWEBエンジニアをしているきくちです。

夏の陽気になってきました。一生オフィスに篭っていたい季節ですね。 ただそうも言っていられず、今回のブログテーマは「外部からの視点」ということで、私と弊社が運営する神社お寺の投稿サイト「ホトカミ」ユーザーさんのお話をしようと思います。

役割に縛られないこと

f:id:Wideplain:20180626182524j:plain 一般的に大きめの企業やウェブサービスですと、開発するひとがいて、営業するひとがいて、ユーザー対応をする人がいて…と様々な役割に別れて仕事をしていることが多いと思います。

ただ、ベンチャー企業や比較的小さいサービスの場合「明確な役割はなんとなく決まっているけれどやる仕事は様々」ということが多いのでは?と思います。 弊社も例に漏れず、働く人の明確な役割や役職は決まっていません。それぞれがその時出来るベストな仕事をしています。

私は基本的にエンジニアではありますが、今月からユーザーさんの対応もするようになりました。きっかけは弊社代表が風邪で倒れてしまい、その間ユーザーさん対応をする人がいなくなってしまったことが直接的要因なのですが、それ以降も積極的にユーザーさんの声にレスポンスを返しています。

このように、今まであるひとの仕事だったものが別の人に突然移動するといったことが弊社ではよく起こります。それだけみんな役割に縛られず、柔軟に動いているということです。

よかったこと

f:id:Wideplain:20180626182946j:plain ユーザーさんの声を聞き始めて思ったのは、やはりエンジニアでも直接ユーザーさんの声に耳を傾けるべきということです。実際にやってみてよかったことが二つありました。

一つは、実際にユーザさん対応をしてみて、社内業務の効率化にも着手することができたことです。

具体的には、ホトカミに対する意見を募る掲示板への投稿を社内Slackに流して、ユーザーさんの声が社内メンバー全員に迅速に届くようにしました。該当リンクも貼ることで、対応への導線短縮も実現しました。

二つめは、ユーザーさんの声を直接聞くことで、そのユーザーさんの抱えられている問題をエンジニアリング的かつ迅速に解決出来ることです。

これだけ書くと当たり前のように聞こえるかもしれませんが、おそらくこれは他の大きなサービスでは真似できない、まだ小さな弊社独自の強みだと思っています。大きなサービスだと届く声も多く、それがエンジニアに降ってくるのには絶対に時間がかかります。

ホトカミもいつかそういうフェーズに到達する時がくるのかもしれません。個人的にはそれまではなるべくユーザーさんの声、社外からという意味で「外部からの視点」をなるべく気にしていけたらいいなと思っています。

DO THE SAMURAIでは、一緒にホトカミを育てていくメンバーを募集しています。

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【Forbes8月号】日本の担い手99社に選出!そして、メディアを通じて誤解なく伝えたいこと。

こんにちは。
神社お寺の投稿サイト「ホトカミ」を運営する株式会社DO THE SAMURAI代表の吉田 亮です。

6月25日発売のForbes8月号の特集、
「新しいイノベーション!日本の担い手99選」にDO THE SAMURAIを選んでいただきました。

加えて、『上場よりも「ミッション」重視、共感型のソーシャルエンジェル投資とは』という弊社取締役 黒越さんの記事のなかでも、ホトカミについて触れられています。
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今回のブログでは、Forbesの記事のなかの表現で意図とは異なる部分があったので、
その点について、お伝えさせてください。

 


しかし、大前提として今回の特集めっっっっっっっちゃ素敵です!

「全員幸せ」インクルーシブ・イノベーションと題し、
お金よりも想いや社会的インパクトを重視している特集です。
(Forbesおなじみの世界の大富豪ランキングとは、まったく雰囲気が異なる。)

僕の大好きな先輩起業家さんもたくさん紹介されています。
ぜひ、買って読んでください!!!!

記事を書いてくださった担当の方も編集者さんも、カメラマンの方にも本当に感謝しています。ありがとうございます!

本当に嬉しかったので、岐阜の実家と滋賀のおじいちゃんの家にも買って送りました。

それくらい素敵な特集なので、日本中の皆さんに買って読んでもらいたいのですが、
どうしても譲れない部分があるので、その点についてお伝えさせてください。

私たち言葉へのこだわりがとても強いのです。
表現に対して、かなり繊細なのです。

またソーシャルエンジェル出資について、詳しく知りたい方はコチラの記事をお読みください。

dothesamurai.hatenablog.com


それでは、こだわりを語っていきます。

"仏の食べログ"では無い

「100年続くデータベース "仏の食べログ”」という見出しで表現されています。(52P)
この表現に関して、伝えたい点が2つあります。

1、”仏の”
まずは、以前書いた記事から引用。

「ホトカミ」だから「神社お寺」

仏さまと神さまで「ホトカミ」です。
サービス名では、仏さま(仏教)が先にきています。

そのため、その他の説明などの文章ではすべて「神社お寺」と、
神社が先になるように配慮しています。

神社もお寺も同じように応援したいと思っているので、
「ホトカミ」だから「神社お寺」となるようにバランスを取っています

「神社とお寺、どっちの方がホトカミ的にやりやすいですか?」とか、
「どっちを応援してるんですか?」とか野暮なことを聞いてくる方がいらっしゃいますが、完全に公平であり、中立です。

言葉へのこだわり〜「口コミ」ではなく「お参りの記録」・「アーティスト」と「クリエイター」の違い〜

そうなんですよ!
これほど、神社とお寺を公平に、中立にどちらも分け隔てなく応援したい!とこだわっているのに、"仏の"のみ、となっているのはとても心苦しいです。

もっというと、"仏の"では全く無いです。
正しく表現するとすれば『神社とお寺の』です。

そもそも、敬称がついて無いことにも違和感があります。
(皆さんも仏って言わないでしょう。"仏さま、仏さん"という方が多いと思います。)

2、”食べログ”

こちらもまずは、過去の記事より。

「口コミ」ではなく「お参りの記録」

ホトカミは、お参りの記録投稿サイトです。

仕組み自体は、食べログのように口コミ投稿サイトとも言えるのですが、
決して「口コミ」を投稿するサイトではありません。

なぜ、そこにこだわっているかというと、
口コミとして神社やお寺の良し悪しを評価するなんて、望んでいないからです。

良かったこととか、シンプルに感じたことなどを投稿して欲しいので、
そういった文化をサイトでつくっています。

リリースして、もうすぐ1年。

1万以上の投稿が集まっていますが、悪口や誹謗中傷の投稿はゼロです。

急激な成長も望まず、このままホトカミの良い文化を保っていくことで、
投稿が集まれば集まるほど、神社お寺へのエールや勇気にしたいです。

上記の通りです。
「食べログ」と表現することによって『口コミとして神社やお寺の良し悪しを評価する』サービスのように認識されたく無いし、実体とも異なります。

ただ、こちらに関しては、ホトカミ自体がまだまだ認知されていないし、
「お参りの記録を投稿できて、神社やお寺を見つけることができる」以上の本質的な価値がまだ定まっていないから、現時点では仕方ないかなと思うところもあります。

『お参りの記録投稿サイト』と言われても、ピンとこない方も多いだろうし・・・
1年後には見えてるはず。引き続き、頑張ります!


というわけで、「100年続くデータベース "仏の食べログ”」ではなく、
「100年続くデータベース "神社のお寺の投稿サイト”」もしくは、
「100年続くデータベース "お参りの記録投稿サイト”」と理解頂けたら幸いです。


 ビジネスモデルはありません!(断言)

「参拝者を増やしたらお賽銭の一部を受け取るビジネスモデルを構築中」(56P)という表現があります。

しかし、断言しますが現時点では、
ビジネスモデルはありません!

ホトカミを見てもらえればわかりますが、
広告すらついていません。

ましてや、お賽銭の一部を受け取ろうなんて、まったく考えていません。

そもそも、お寺や神社の収入におけるお賽銭の占める割合は一部です。

また、お賽銭どろぼうがいることをご存知ですか?
最近では、お賽銭どろぼう対策として、お賽銭箱をそもそも設置していない(設置できない)神社やお寺もあるほどです。


では、ビジネスモデルも売上も何もない状態でどうやって運営しているかというと、
今回のForbesでも『上場よりも「ミッション」重視、共感型のソーシャルエンジェル投資とは』というテーマで取り上げていただいたように、
日本で初めてとなる、エグジットを前提としない共感型のソーシャルエンジェル出資で約1億円の資金調達をしました。


以下、ソーシャルエンジェル出資についての記事を引用。

神社お寺の投稿サイト「ホトカミ」を運営する株式会社DO THE SAMURAIは、黒越 誠治氏(適格機関投資家)を引受先とした約1億円の第三者割当増資を実施し、資本金を5万円から88,888,888円*致しました。エグジットを前提としない日本初の共感型の出資です。
*「末広がりでありますように」という日本古来の考え方から資本金額の「八」にもこだわりました

「背景と想い」日本初「ソーシャルエンジェル出資」で約1億円の資金調達を実施に関して(代表) - DO THE SAMURAI BLOG


エグジット、つまり金銭的なリターンを一切求められない想いの込もったお金でホトカミを運営しています。

だから、ビジネスモデルがない!と断言し、自分たちの信念を胸にホトカミを運営できているのです。

100年後のためには、続けることが大切

そんな私たちが目指しているのは、
「神社とお寺の持続可能な運営を手助けすること」です。

会社の事業理念としても、
「100年後にも感謝される仕事」と、掲げています。

だから、ホトカミ自体も長く続けていくことが何よりも大切だと考えています。


また、旅行サイトのじゃらんやトリップアドバイザーにはまだまだ及びませんが、
「神社とお寺」という領域に絞れば、ホトカミはすでにかなり大きなサイトです。

広告つけたらそれなりの売上になるのもわかっているし、
実際に広告を出稿したいというお話も頂きますが、少なくとも現時点でそれをやる必要はまったくないので、広告もつけていません。(いずれやるとは思いますが。)

さらに、とても嬉しいことに、間違いなくホトカミのおかげで参拝者が増えている神社もお寺も増えてきていますが、
だからと言って、もちろんお金を受け取ったりは、まったくしていません。


私たちが解決したいのは、
神社やお寺を求めている人は意外と多いにもかかわらず、
神社お寺の情報がネット上に少なすぎる問題です。

東京でいうと、実はみんながみんな、わざわざ鎌倉のお寺に並んでアジサイを見にいきたいと思ってるわけではないんです。
近所のお寺にアジサイが咲いていることを知っていれば、近所のお寺でも良いのです。

しかし、近所のお寺のアジサイの情報がなさすぎるので、
みんなとりあえず、鎌倉に行きます。

ホトカミの現在地検索を使えば、近所の神社やお寺を簡単に見つけることができます!
そして、みなさんの投稿を見て、他の人がまた見つけることができます。

そうして、神社お寺と人々のご縁を紡いでいくのが我々の使命です。

参拝者が増えた結果、神社やお寺にお金が落ちて、持続可能な運営になるようにお手伝いしたいのです。

そして、この想いを大切にホトカミを運営できるのはソーシャルエンジェル出資のおかげです。

ポスト資本主義の社会において、お金のみの価値はどんどん薄まっていきます。
そんななか、ピュアな信念を貫き通すことができるソーシャルエンジェル出資が世に広まることで、少しでもすてきな世界になったら嬉しいです。



というわけで、6月25日発売のForbes8月号の特集、
「新しいイノベーション!日本の担い手99選」にDO THE SAMURAIを選んでいただきました。

加えて、『上場よりも「ミッション」重視、共感型のソーシャルエンジェル投資とは』という弊社取締役 黒越さんの記事のなかでも、ホトカミについて触れられています。

本当に素敵な特集で、
関わっている皆さんにも本当に敬意&感謝なのですが、
Forbesの記事のなかの表現で意図とは異なる部分があったので、
その点について、お伝えさせて頂きました。


PS.今回は、全員幸せインクルーシブ・イノベーションという特集ですが、
神社もお寺も、とてもインクルーシブ(包括的)ですよね。神社とお寺が共存していることからも、それがよくわかります。好き。


というわけで、ぜひ買って読んでください!
ご武運を!

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エンジニア、デザイナー、ライター、インターン募集しています。
お気軽にご連絡ください。

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人はなぜ働くのか?明治大学の「インターンシップ入門」で語ってきた!

こんにちは。
神社お寺の投稿サイト「ホトカミ」を運営する株式会社DO THE SAMURAI代表の吉田 亮です。


先日、明治大学 情報コミュニケーション学部の「インターンシップ入門」という授業で、講師をつとめさせて頂きました。

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学生時代、まともに授業に出たことがほとんどなかった僕は、
受講生は80人と聞いたけど、たとえ8人しかいなくても、全力でちゃんと授業しよう。
伝説のロックバンドGLAYも売れる前は、4人しかお客さんがいなかったというし。

そんな風に想いながら、明治大学へ向かいました。

しかし、そんな予想に反して、教室は満員。
文系の授業で、こんなにたくさんの人が集まることがあるのか!とカルチャーショックを受けました。

いやいや、単位のために出ているだけかもしれない・・・

と思いきや、授業の視聴率がほぼ100%!!
みなさん前のめりに、授業に聞いてくださいました。

さらに、授業後に提出されたリアクションペーパー(授業の感想)に僕はとても感動しました。
リアクションペーパーには、以下のような言葉が並んでいました。

「やりたいことで、人の役に立つことがうまくいく」
「できそうなことから、やってみる」
「生き様を残すのが、人間がやっていくべきこと」

すごい立派なこと(?)がたくさん書かれていました。

これ、全部ぼくが話した言葉なんです。
(普段、当たり前のように話していることも、客観的に見ると違って感じるものですね。)

というわけで今回は、明治大学 情報コミュニケーション学部の「インターンシップ入門」の授業で話した内容について、書いていきます。
 

自分らしい生き方や働き方、自分が情熱を注げるものと出会うために必要な心構えを教えてください!

自分らしい生き方や働き方、自分が情熱を注げるものと出会うために必要な心構えはズバリ、

「やりたい」と「人の役に立つ」という2つの考え方です。

ぼくの経験も踏まえて、もう少し詳しく書いていきます。

ぼくは中学の頃から、23歳まで10年間ずっと「武道館でライブをやりたい!」という夢を追いかけていました。
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大学4年目に休学して、音楽に専念しました。

休学して2ヶ月経った頃、渋谷La.mamaというミスチルやウルフルズもかつてライブをしていた老舗のライブハウスのステージに立ちました。

しかしそのライブの後、何を歌っていいかわからない・・・
音楽がつくれない・・・人生どうしよう・・・と、自分が何をしたいのかわからなくなってしまいました。
(今思えば、燃え尽き症候群だったのかもしれないし、逃げだったのかもしれないし、よくわからないけど、とにかく武道館でライブをやりたい!という夢はあるのに、音楽が作れなくなってしました。)

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とはいうものの休学してしまったので、
時間は有り余っています。

ヒマでしょうがなかったので、大好きな本を読んで散歩する日々を送っていました。

そんなある日、ある言葉に出会いました。

 

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「志とは、世のため人のために生きることだ。」

この言葉に、衝撃を受けました。

なぜなら、これまで「武道館でライブやりたい!」という自分の夢しか考えたことがなかったからです。世のため人のために生きるなんて、考えたこともありませんでした。

そして、これまでの人生を省みました。

そこで、ぼくは何をやろうか・・・???
なんのために生きようか・・・???と本気で考えました。

その結果・・・・・


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「日本の文化や歴史を現代に生かし、未来に残していきたい!」

と決めました。

なぜなら、ぼくは幼い頃から歴史やお城や神社やお寺、小難しそうな日本文化論などが大好きだからです。
幼い頃から大好きな日本の文化や歴史を現代に生かしながらも、未来に残していくことができたら、
これは立派な志じゃないかと思いました。

これは5年近く経った今も変わっていません。

「100年後にも感謝される仕事をしよう!」というDO THE SAMURAIの事業理念などに、
このときの想いは反映されています。

自分のために武道館でライブをやりたい!という気持ちだけでは、
うまくいきませんでした。

しかし、日本文化や歴史が好きだ「やりたい!」という気持ちと、
文化を現代に活かし、未来に残していくことは「人の役に立つ」という2つが合わさって、うまくいきはじめました。

もちろん、続けるためには「やりたい!」という気持ちが大切なんだけど、
「人の役に立つ」ことで、感謝され、その輪が広がり・・・うまくいき始めるんですよね。

そんな経験から、自分らしい生き方や働き方、自分が情熱を注げるものと出会うために必要な心構えはズバリ、

「やりたい」と「人の役に立つ」という2つの考え方が大事だと思います。

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やりたいことはあるけど、どうやったらいいですか?

やりたいことがあっても、失敗したくないし、何から始めていいかわからないですよね・・・

では、「音楽を作れなくなって、どうしよう・・・」という状態から、
「日本の文化や歴史を現代に生かし、未来に残していきたい!」という決めたぼくは、
まず、何から始めたと思いますか?

答えは、





「曲を作り始めました!」

ぼくは当時、音楽を作って歌うことしかできませんでした。
だから、まずは自分ができることから始めてみようと思いました。
(というかそれしか思いつかなかった笑)

伝説の名曲「かたじけなっしんぐ!」「ダンシング江戸時代」「諸行無常~for you~」などなど、日本文化や歴史に関する曲を作って歌い、MCで歴史の小ネタを話すようになりました。

できることから始めた結果、
ライブでのMCが面白いから歴史の話をもっと聞きたいと、
色んなところに呼んで頂くようになり、企業の研修などでも話すようになり、
その流れで、世田谷の松陰神社の歴史資料館で塾をやるようになり、

神社ツアーをやるようになり、神社ツアーできるならお寺でも何かできるよねってことで、お寺でイベントをやったり・・・
そして神社やお寺の人の悩みを聞いてるうちに、
使命感的な何かを感じて、ホトカミを始めて、今に至ります。

だから、「やりたいことはあるけど、どうやったらいいですか?」という質問に対しては、どんな小さなことでもいいから、できることからやってみる!というのをオススメします。

とりあえず、やってみる。
そのときのコツは、できる限り小さく始めてみる。
絶対できるくらい簡単なことから始めてみるのがコツです。

(例えば、起業しよう!って思ったら、事業計画とかビジネスモデルの前に、まず500円だけでも稼いでみる。掃除します!でも、ご飯つくります!でも、なんでも良いので自分の好きなこと&役に立つことで500円稼いでみるなど。)

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人間は、なんのために働くんですか?

「インターンシップ入門」の授業です。

そもそも、なぜインターンをするかというと、
「働く」ということについて考える、やってみる機会だとするならば、

「人間は、なんのために働くんですか?」というのは、自然な質問ですね。

僕はこう答えました。

「生き様を残すのが、人間がやっていくべきこと。
  だから、生き様を残すために、人間は働くのだ」と。

音楽がつくれなくなったときに、読書と散歩しながら、
なぜ僕らは生まれたのか?人はなぜ生きるのか?ROCKとはなんぞや?など、
答えのない問いを考え続けた結果、

「生き様を残すのが、人間がやっていくべきこと。
  だから、生き様を残すために、人間は働くのだ」
という結論に至りました。

そして、ここでいう生き様を残すというのは、
なにも教科書に名前が載るとか、そういうことじゃなくて、
家族や友達、一緒に働く仲間、身近な人にとって、
「吉田 亮はこういう生き方だよね」と生き様を残したいです。

そして、誰もが自分の人生を生きることができれば、
たくさんの生き様が残り、未来に繋がっていくんじゃないかなと思います。


また、内村鑑三という明治の偉い人も「後世への最大遺物」という本のなかで、
お金も事業も思想も残せなくても、高尚なる生涯を残そうと言っています。
同じようなことを言ってるのかな、と思います。


なんのために働くのか?

生き様を残すために、働くのです。


なぜ、インターンを受け入れるんですか?

「なぜ、インターンを受け入れるんですか?」
この質問もなるほど、と思いました。

学生側からしたら、企業はなぜインターンを受け入れるんだろう?って気になりますよね。

答えは、明確です。

「好きなことで働ける人を増やすためです。」

そもそも、個人事業主だった僕が会社にした理由も、ホトカミという事業を始めた理由も、好きなことで働ける人を増やしたい!という想いからでした。

その原点は、神社ツアーまで遡ります。

当時、僕の開催する神社ツアーには、有難いことに25歳から50歳あたりの働き盛りの方たちが主に参加してくださっていました。

なかには、日本文化や歴史好きな方たちも多かったです。
しかし、普段の仕事は日本文化や歴史に関係ない方がばかりでした。
(それが当たり前なのかもしれませんが・・・)

本当に幸運なことに、僕は好きな仕事だけでなんとか食べていけるようになっていました。(ちゃんと役に立とう!ってめっちゃ頑張ってたから。)

だから、もっと世の役に立つためには、個人事業主から発展させて、
好きな日本文化や歴史をテーマに働ける人を増やしたい!と思い、会社にしました。

だって、マジで日本文化、歴史が好きで仕事にしようと思ったら、
学校の先生か、研究するか、学芸員さんか・・・くらいしか選択肢がないですからね。

選択肢の少なさに対して、
歴史好きや、文化が好きな人はたくさんいます。

だから、好きな日本文化や歴史をテーマに働ける人を増やしたい!と思い、会社にしました。(※この記事ではわかりやすく、日本の文化や歴史って書いてるけど、文化をつくりたい。伝統文化だけじゃなく、ポップカルチャーも。哲学なども含め、広く文化的なことを扱っていきたいです。)

さらに、ホトカミを始めたおかげで、一緒に働ける人数も増えました。

個人事業の延長で会社をやっていたときは、どうしても2,3人程度が限界でした。

しかし、今ではDO THE SAMURAIも10人になりました。

もっというと、ホトカミに投稿してくださっているユーザーさんたちも、
お参りの記録を投稿し、その結果、その記録が神社やお寺の応援にもなる仕組み。
これもある意味、
「好きなことをして、神社やお寺の役に立つ」ということが実現できているわけです。
(自分で書いてて、感動。)

ということもあって、
興味のあるテーマで働ける人を増やしたいという想いから、インターンを受け入れています。


インターンの仕事はなんですか?

インターンの仕事は、なんですか?という質問に対して、
「決まっていません。」と答えました。

その背景には、その人しかできない仕事をやってほしいと想いがあります。

例えば、記事を書くのひとつとっても、
その人にしか書けないような記事を書いてほしいです。
誰でも書ける記事は必要ないです。

そのためインターンの初日に、
・やりたいこと
・貢献できること
・できるようになりたいこと

を100個くらい書いてもらっています。(だんだんハードルが上がって101個に。笑)

そして、そのなかから、なんとなく方向性を見出して、
仕事が生まれていきます。

誰でもできるような仕事はロボットやAIに置き換わって無価値になっていくだろうというのもあるし、ホトカミを通じて生き様(仕事)を残してほしいという思いもあるし、
何よりも、誰がやっても同じな仕事なんかやってても楽しくなさそうなので、
自分だからこそなエッセンスを盛り込んで生み出してほしいです。

「インターン卒業しちゃったら困りませんか?」という質問も受けました。

まぁ、確かに代わりが効かないということは、
卒業しちゃったら誰もできないから困ることになるのですが、
ちゃんと引き継ぎはする、というのと、
その思想というか、初代のヤスくんはこうだった、2代目の村上くんはこうだったっていうのがちゃんと残っているので、そっちの方が大事かなぁと思っています。


というわけで、「インターンシップ入門」で話した内容をまとめました!
何かの参考になれば、幸いです。
そして、インターンは引き続き募集しています。

御武運を!

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