ホトカミをつくるDO THE SAMURAIのブログ

みんなでつくる神社・お寺の投稿サイト「ホトカミ」を運営している、株式会社DO THE SAMURAIのブログです。

New Perspectives

*ミネルヴァ大学から参加していたミシェルさんのDO THE SAMURAIでの体験記です。


New Perspectives

Interning at Do The Samurai (DTS) over the past Summer as a Web Development Intern, I expected my technical skills to be challenged, which they were. I worked with amazing designers and developers to simplify the registration process, add Google Maps integration, implement parts of goshuin camera, and many other small projects.

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However, I did not expect to be so challenged in two areas that I loved and were fairly confident in: cultural understanding and product development. In retrospect there are things I would have done differently given what I know now. As such I’m tremendously grateful for both the patience DTS has graciously extended to my bumbling self and for the growth that I have experienced through this opportunity. The modest insight I’ve gleaned from the last few months have changed how I analyze and evaluate many aspects of my life, and hopefully will be interesting to you as well. Of course, I am still an outsider looking in and judging from my biased background, and apologize in advance for the generalizations I will mistakenly make.

      
Coming from a very westernized education and work experience, there are a few key differences in how DTS works that have stayed with me and changed the way I think of product development: the currency of accountability, process over result, and the treatment of ambiguity.

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Currency of Accountability

In my previous experiences with other organizations, trust was built upon how tasks were executed. Upon onboarding, one was quickly introduced to how work gets organized and done; leaders focused on defining objectives and driving the team to reach them.

 

In DTS, I felt that trust was built based more on relationships and character. Upon onboarding, I had a 30 minute one-on-one with every member of the team, learning their characters and background before I knew anything about specific work that was going on within the company. The first aspect of Ryo-san that stood out to me was how much effort he invested into and how well he cultivated the team culture. 

 

I was amazed by how close the team was on a personal level, and felt that it was reflected in how robust their teamwork was. While there could be heated disagreements on specific decisions around the product, it never changed the trust the team had in each other. Beyond the strength of trust, I really felt that every team member was really happy to spend time with the others at work. 

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Process over Result 

While most past teams I was on defined themselves by the results they wanted to achieve, I felt that the team at DTS was more focused on and defined by they processes on which they worked. Every regular process at DTS was very specifically defined from regular task workflows (brought up, tracked, assigned, reported, completed, integrated) to brainstorming processes (shared questions, discussions, evaluations, comments). Many of which I learnt from and will use in my future work as well.




I found that the clarity meant that there was never any confusion or inefficiency during the process. And since the processes were deliberately designed for the team members, I also felt that they brought the best out of them, creating environments and situations where they could create their best work. I was particularly impressed by this procedural accommodation of the team member’s specific work preferences and now realize that it was something that I significantly undervalued before.

 

Treatment of Ambiguity

There is an acceptance at DTS that I was first confused by. Values, spirituality, or purpose/ function were sometimes discussed in very abstract terms without reaching any clear conclusions. Sometimes conclusions were “I don’t know”. While I was confused by these discussions at first, I realized that this acceptance of ambiguity allowed for hard discussions on complex issues that necessarily lacked clarity. Additionally, the ambiguity provided the space for more reflective but less accurate characterizations to be formed. Overall, while this was the aspect of my experience that I struggled with the most, it is the one that I most appreciate and  learnt from.

f:id:yuima24:20190920113331j:plain光明寺(神谷町)でのテンプルモーニングに参加した様子。ミシェルさんが、テンプルモーニング紹介ページも開発した。

My entire experience at DTS was filled with fascinating experiences and nurturing people. The different philosophies on accountability, processes, and ambiguity that I encountered have broadened my perspective and gave me questions that I will continue to ponder and learn from. Thank you so much to Minerva, Mistletoe, and of course, Do The Samurai for making this experience possible.

デジタルハリウッド大学で「ソーシャルビジネス」の講師をしました。

こんにちは。
参拝者と神社お寺でつくるお参りの記録共有サイト「ホトカミ」を運営する株式会社DO THE SAMURAI代表取締役の吉田 亮です。

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さて、本題。
先月4月25日にデジタルハリウッド大学の「ソーシャルビジネス」という講義でゲスト講師をしてきました。

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この「ソーシャルビジネス」の講義を担当してらっしゃるNPO法人ETIC.さんから、話して欲しいとの連絡をいただき、お話しました。
ETIC.さんには、6年前僕がまだ髪の毛が真っ赤で歌って踊っていた頃の、東京大学のアントレプレナー道場という授業で出会って以来、ずっとお世話になっています。

 


今回の記事では、
・授業の様子
・どんなことを話したのか?
・生徒さんたちからの感想などを紹介します。

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「ソーシャルビジネス」って、どんな授業?

そもそも、「ソーシャルビジネス」ってなんなのでしょうか?
ググってみました。

ソーシャルビジネスとは、社会問題の解決を目的としたビジネスのことです。その事業領域は、貧困問題、差別問題、まちづくりなど多岐にわたります。最大の特徴は寄付金などの外部資金に頼らず、自らが事業収益が上げながら継続的に課題解決に取り組むことです。
引用:起業して社会問題を解決する!ソーシャルビジネスとは?


「社会問題の解決を目的としたビジネスのこと」

ゲームやスポーツなどのエンタメや娯楽のビジネスというよりは、何かしらの社会問題の解決を目的としてるということですね。

僕らの場合は、「家」単位での神社お寺との繋がりが希薄化していくなか、「個人」と神社お寺の新しい繋がりをつくろうと、ホトカミを運営しています。
というか、そもそも日本には、不登校、格差、麻薬中毒、孤独死、伝統の継承、少子化、難民、自殺など様々な社会課題があります。その根本的な原因のひとつは人と人との繋がりの希薄化によるものと言われています。これは、前述のETIC.さんと孫泰蔵さんが主催する社会起業家が集うプログラムに参加する過程で強く感じたことです。そして、日本では少なくとも1300年以上、神社やお寺が人々の繋がりを育む役割を担ってきました。 つまり、社会課題を解決してきたのが、神社お寺なのです。その神社お寺のためにホトカミを運営しています。(思わず長く語ってしまった・・・)
「どんな課題を、どうやって解決しようとしているか」詳しくはコチラ


また、僕らは日本で初めて、エグジットを前提としない共感型のソーシャルエンジェル出資で、約1億円の資金調達を実施しています。
「背景と想い」日本初「ソーシャルエンジェル出資」で約1億円の資金調達を実施に関して(代表) - ホトカミをつくるDO THE SAMURAIのブログ


ただ、僕らが神社お寺、そして参拝者の皆さんに貢献できてる部分はまだまだ少しだけなので、もっと頑張ります。

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ついつい神社お寺の話ばかりしてしまうので、話題を、「ソーシャルビジネス」の講義に戻すと、
デジタルハリウッド大学の主に3、4年生が対象で、30名ほどが講義を取っていました。
そのうち、半分程度は海外からの留学生の皆さんでした。

 

どんなことを話したの?

これまでの授業で学生さんたちは、ソーシャルビジネスとは何かという座学をしたり、各々が自分がやりたいプロジェクトを考えたりした状態で、迎えていただきました。

だから、理論や教科書に載っている話よりも、できるだけリアルで生々しい話を準備して、臨みました。

まずは、自己紹介

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そして、‪参拝者と神社お寺でつくるお参りの記録共有サイト「ホトカミ」‬について

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そのあとは、20歳から26歳までの紆余曲折についてお話しました。

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中学2年生からずっと、プロのミュージシャンを目指していました。

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紆余曲折あり・・・「志に目覚める!」

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その後も、順調そうに見えましたが、そう上手くはいかず・・・
一度、すべての仕事を辞めて、引きこもりました。

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そして、ホトカミを人生かけてやっていこうと決断しました。f:id:samurairyo:20190430112155j:plain





さらには、ホトカミの立ち上げや仲間集めについても話しました。
ちなみに、ホトカミをつくり始めるにあたり、自分でHTMLやCSSは勉強しました。

dothesamurai.hatenablog.com




 

生徒さんたちからの感想(一部抜粋)

最後に、生徒さんたちから感想を簡単に紹介させていただきます。
我ながら、めちゃくちゃ(面白さも内容の深みを含めて)ウケてた手応えを感じていたのですが、ポジティブな感想をたくさんもらえて嬉しかったです。

・明日からも頑張れそうです。今技術が学べる環境をフル活用して、徹底的に手を動かせるようになって社会に出たいなと思いました。とっても楽しい1時間半でした。ニヤニヤが止まりませんでした。

・一生かけてやる事業を考えるために300個案を考えるっていう方法はすごく参考になり、卒業制作に役に立つと思いました。今卒制について何を作るのか全く決められない状態です。迷うより、いっぱいアイディアのリストを書いて、その中から決断できるかもしれません。

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・正直、ソーシャルビジネスといっても自分はお金のことを考えてしまいがちですが、それを度外視するような考えというかとりあえず寺社のことを思っている姿勢がとても考えさせられました。

・今回のお話を聞いて、どのように起業していくか、そして吉田さんの会社の動かし方を学ぶことができました。吉田さんのお話はとても聞き取りやすく、長時間のお話でも楽しんで、そして様々なためになるお話を聞かせていただきました。

吉田さんがホトカミを完成させるまでの経緯を細かく知ることができ自分のプロジェクトを進めるうえで参考になるなと思いました。

 

・最近自分の周りは壁だらけでやる気が失われて何もしたくないなぁと思っていることが多いのですがやりたいと思うことがあるなら行動することが必要で、いつかやりたくないこと、決めたくないことでもやらなきゃいけない時が来ると実感しました。自分の本当にやりたいことはなんなのか、それはどうやったら実現できるのか、少し考え直してみて、まわり道してみて将来にむかって進んでみようと思わせていただきました。

・とても情熱とパワーを感じました。「思いつくこと」を全てやっていたことも尊敬します。本当に「お寺、神社好き」という気持ちも伝わってきました。

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10年前描いた未来と比べて・・・

まず、ETIC.さんには昔から本当にお世話になっているので、僕の経験から紡ぎ出された言葉が少しでもお役に立てたら、この上なく嬉しいです。

何よりも、真剣に、楽しく、前向きに講義に望んでくださったデジタルハリウッド大学の学生の皆さん、本当にありがとうございました!
※何か相談とかあれば、TwitterのDMとかに気軽に連絡ください。


僕が二十歳の頃、描いた人生プランでは、29歳の今頃は、ZEEP TOKYOあたりでライブをしているはずでした。

しかし、今は会社を経営し、毎日、オフィスか神社お寺で過ごす生活を送っています。

10年前描いた未来とはかけ離れているけど、
10年前描いていた未来と同じくらい、いや、それ以上の素晴らしい日々を送ることができています。(みんなのおかげ!)

思った通りにはならないかもしれなけど、
まわりのことは気にせず、自分が胸を張ってやりたいと思えること、頑張りましょう。


ご武運を!



ちなみに、この講義のために用意したスライドや内容をもとに、先日ブログを書きました。話した内容の詳細とポエムはこのブログに書きました。

dothesamurai.hatenablog.com





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中外日報にて「寺社向け無料ホトカミ公式アカウント」が紹介【2019年4月24日6面】

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さて、本題。
(今回は軽めの内容です。)

 


2019年4月24日6面の中外日報にて「寺社向け無料ホトカミ公式アカウント」が紹介されました。

中外日報(ちゅうがいにっぽう)は、京都に総本社を置く中外日報社が発行する宗教専門紙。

中外日報 - Wikipedia

 (100年以上の歴史を誇る、日本の宗教専門の新聞です。総本社っていう呼び方、歴史を感じる。かっこいい。)

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無料公式アカウントでは、「参拝者が必要とする情報の掲載」「お知らせの投稿」が可能

‪参拝者と神社お寺でつくるお参りの記録共有サイト「ホトカミ」‬では、
無料寺社向け公式アカウント制度を始めました。

現在、70件近くの神社寺院さまにお申込み頂いています。
(5月中にはすべての神社寺院さまに使って頂けるよう少しずつ対応を進めています。お待たせしている方々、申し訳ございません。)


公式アカウントの詳細はコチラ

【参拝者を増やしたい神社寺院関係者向け】ホトカミ公式アカウントの特徴・導入の流れ・想いについて|ホトカミ


公式アカウントの使い方

参拝者に伝わる!公式アカウントの活用方法を紹介【随時更新】 | ホトカミ

 


高齢化から参拝者が減り続けた神社、毎月20人に増加

公式アカウントの活用がきっかけで、実際に参拝者がほとんどゼロから、毎月20人に増えた神社さんも紹介されました。


いやー、ホトカミを初めて2年半以上経ちますが、
実際に「ホトカミを見てお参りしました。」という声を、神社からもお寺からも数えきれないほど頂いていて、本当に嬉しいです!

しかし、まだまだ
「検索しても、神社お寺の情報は出てこない・・・」
「檀家や氏子じゃなくても、お参りしても良いのだろうか・・・」
「難しくて、書いてある内容が理解できない・・・」という声を多く聞きます。

ホトカミを通じて、神社やお寺が身近になるようにこれからも頑張っていきます!


ぜひ、公式アカウントに興味のある神社やお寺さんは、以下のリンクよりご登録ください。

hotokami.jp

 

本日はこの辺にて。

ご武運を!


dothesamurai.hatenablog.com

 


dothesamurai.com

ProgateでSQLの基本を非エンジニア経営者が10時間で学んだ方法

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さて、本題。

ホトカミには、日本全国の2万5000以上のお参りの記録と、12万枚以上の画像の投稿があり、14万5000の寺社の情報が掲載されています。

以前から、これらのデータをもっと分析することができたら、ホトカミの成長にも繋がるし、何よりも自分が楽しめるんじゃないかと思いつつ、なかなか手をつけられずにいました。

そこで今回、令和になったテンションの高まりと共に、SQLの基本を習得し、楽しく数値を分析できるようになった方法を紹介します。

SQLの勉強したいけど、なかなか手が付けられない非エンジニアの方の参考になれば幸いです。

10時間でSQLの基本を習得した(自己満足)方法を伝授します!


 

 

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【結論】Progateを3周+自力でSQL書く

まずは、なんのためにSQLを勉強するのか?言語化しました。

目的
「なるべく短い勉強時間で、SQLへの抵抗感をなくし、自力で書けるようになることで、今後のホトカミのデータ分析への足がかりとする。」

結果として、以下のような流れで10時間でSQLの基本をマスターしました。

1、学習方法の模索(1時間半)
2、ProgateのSQLを3周してマスター(5時間半)
3、課題に取り組む(3時間)
合計:10時間

以下、それぞれについて詳しく紹介します。

学習方法の模索

【20分】どんなデータを分析したいのか?目標を考える

やはり、目標が具体的であるほど、やる気が出ますよね。
こんなデータを自分で眺めることができたら、嬉しいなぁという目標をはじめに10個ほど出しました。

例:

「行きたいリストに保存されている神社お寺ランキング」
「2019年4月の投稿数ランキング」
「2019年4月にすてきされたユーザーランキング」
「ユーザーさんごとのコメントしている数ランキング」
・・・

とりあえず、自分が気になるランキングを出せたら高まるだろうなぁと、深く考えずに目標を設定しました。


【10分】自分の環境で、SQL書けるように準備

自分のパソコンで、安心してホトカミのデータを分析できるように、最新のデータベースのバックアップ(個人情報は消したもの)をエンジニアに用意してもらい、SQLを書けるよう準備しました。
※たまにテストなどするために、開発環境がすでに整っていたので、ラクでした。


【30分】SQLの勉強方法をググる

最短時間で目標を達成するためには、先人から学んだ方が効率が良いです。
スムーズに学習できる方法を見つけるために、まずはググりました。

ちなみに僕は、全く新しいことを勉強するとき、「目標設定」と「勉強方法」を念入りに準備します。

「目標設定」が無いと、勉強を続けることができません。

また、初めから難しいものにチャレンジし苦手意識を持ってしまうと、そもそもその分野のことが嫌いになってしまいます。

だから「勉強方法」や、「どの順番で学習するか」はとても大事にしています。
また今回は、いずれ僕以外の非エンジニアメンバーがSQLの勉強を始めるときのマニュアルも作りたかったということもあり、念入りに調べました。


ググった結果、10記事くらい読みましたが、この記事が最も参考になりました。

note.mu


また他の記事で「データ分析が目的あれば、データをアップデートしたり削除する方法を勉強する必要がない」と気付かされました。

確かに、僕がSQL書いてデータベースを書き換えることは実務レベルでは無さそうです。

ググりながら、以下のような基本的なSQLを書いて、実際に結果が表示されてテンション上がっていました。とにかく書いてみるのは大事。

SELECT *
FROM 投稿テーブル
WHERE 2019年4月1日以降の投稿


【30分】本屋でSQLの入門書を探す

やはり本で学ぶのが王道かなと思いつつ、以下の「SQLの絵本」が初心者向けとの評判があったので、本屋に向かいました。

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実際、中身をチラ見してみると、10時間では終わらなさそうなくらい難しそうな内容に見えました。



他の入門書も探してみたのですが、入門としては難しそうだったので、
やっぱりProgateがいいなと思い、Progateにすぐに課金しました。


【1時間半】Progateのスライドを1周

ProgateのSQLコースには、学習コース1,2,3と、道場コースがあります。

実際にコードを書いて進めていく前に、「スライド検索」からSQLのスライド探し、まずはスライドを1周眺めました。

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いきなりコードを書かずに、まずはスライドを眺めたのは、理由があります。

勉強において、未知の分野の1周目というのは最も、心理的な負担が大きい工程です。
逆に、1周目さえ乗り切ることができれば、半分は学んだとも言えます。

だからまずは、1周スライドを眺めることで、SQLの基礎や、全体感を把握します。

東大受験も同じような方法で乗り越えました。

 

1周目で半分も理解できたら、十分すぎるくらいなので、読んでいても理解できなかった部分はどんどん飛ばして、読み進めましょう。


【1時間】スライド2周目でテーブル結合を理解

1周目が終わったところで、スライドの2周目に入ります。
2周目は、Progateの惜しいところは、ざっと全体を復習するのが難しいところです。

単語の羅列で自分だけのSQLカンペを作りながら、読み進めました。

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2週目では、GROUP  BYやテーブル結合など、1周目では理解しきれなかった部分を重点的に読みました。

理解しづらかったテーブル結合については、この記事が分かりやすかったです。

qiita.com


初めて、ホトカミのデータでテーブル結合できたときは、高まりました。


【3時間】Progateを手を動かしてコード書く

2周した頃には、実際にSQLを書きたくて仕方なくなっているため、実際にProgateで書いていきます。
スライドをざっと見して復習して、答えていくことを繰り返しました。

道場コースが1時間半ほどかかってしまいましたが、他はスムーズに進めることができました。なにりも、実際に自分で書けているのが嬉しかったですね。

 

 

【3時間】自らへの課題に取り組む

Progateをクリアしたあとは、ひたすらホトカミのデータベースをもとに、色んなランキングを出そうと試行錯誤しました。

いやー、考えながら進めるのはとても楽しかったですね。
これは無理かなぁと思いながら、クリアしたときのスッキリ具合がクセになりました。


なかでも、「2019年4月にすてきされたユーザーランキング(最もイイネされているユーザーは?)」は、3つのテーブルを結合して、カウントするのか、足し算するのか、と色々考えるのが楽しかったです。


【まとめ】Progateさんのおかげで、めちゃ捗った

これまで見てきたように、以下の流れで10時間でSQLの基本をマスターしました。

1、学習方法の模索(1時間半)
2、ProgateのSQLを3周してマスター(5時間半)
3、課題に取り組む(3時間)
合計:10時間

自己満足にすぎないかもしれませんが、自己満足は大事。

勉強の目的である「なるべく短い勉強時間で、SQLへの抵抗感をなくし、自力で書けるようになることで、今後のホトカミのデータ分析への足がかりとする。」は達成することができました!

Progateさん、ありがとう!!! 


【オマケ】行きたいリストに保存されている神社お寺ランキング

最後に、ホトカミの行きたいリストに保存されている神社お寺ランキングを紹介します。(平成31年4月7日非公式)

1、明治神宮
1位は、初詣の参拝者数も日本一の明治神宮。
最近では、御朱印の待ち時間が9時間を越える、御朱印が転売されるなどのニュースが話題になっていました。

ちなみに明治神宮の森は、人がつくった森だとご存知でしたか?
実は、明治神宮の森は、自然の森ではないんです。

100年前、森を作ろうという国家プロジェクトが始まり、現在の豊かな森になっています。いやー、好き。

明治神宮 - 東京都原宿駅 / アクセス・連絡先の情報 [神社お寺の投稿サイト - ホトカミ]


・・・・・おまけで簡単にランキングを紹介するつもりが、ついつい語って長くなってしまうので、以下、簡単に個人的な思い出を。

2、伊勢神宮内宮(皇大神宮)
2017年の初詣に、お参りしました。
ブラタモリ(伊勢編)を見てからお参りするのオススメです。

伊勢神宮内宮(皇大神宮) - 三重県五十鈴川駅 / アクセス・連絡先の情報 [神社お寺の投稿サイト - ホトカミ]



3、出雲大社
出雲は、神話のディズニーランド。

古事記のストーリーの舞台であり、神社というアトラクションが1000年のときを超えて今も残り、その歴史や文化を語り継ぐ地元の人々というキャストが今も生きる土地です。

神話のディズニーランドを体感するためには、出雲にいく前には、必ず古事記を読んで欲しい!
(マンガでも、NHKの100分de名著でもなんでも良いです。)

また、出雲大社だけでなく、以下の馬木不動尊さんや万九千神社さんも僕が大好きでお世話になってる方達です。

hotokami.jp

hotokami.jp

・・・・また語りすぎてしまった。以下、紹介のみ。

4、東京大神宮

東京大神宮 - 東京都飯田橋駅 / アクセス・連絡先の情報 [神社お寺の投稿サイト - ホトカミ]

5、神田神社(神田明神)

神田神社(神田明神) - 東京都末広町駅 / アクセス・連絡先の情報 [神社お寺の投稿サイト - ホトカミ]




というわけで以上、


1、学習方法の模索(1時間半)
2、ProgateのSQLを3周してマスター(5時間半)
3、課題に取り組む(3時間)
合計:10時間


ProgateでSQLの基本を非エンジニア経営者が10時間で学んだ方法でした。

ご武運を!



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「一般人の僕が神社お寺の事業を始めた理由」と「僕の生きる道」

こんにちは。

月間100万人が使う神社お寺の検索サイト「ホトカミ」を運営する株式会社DO THE SAMURAI代表取締役の吉田 亮です。

現在、学生インターンを募集しています。

【大学生インターン募集】日本文化や神社お寺好きな学生さん、一緒にホトカミを作りませんか?


さて、本題。

平成最後の日である平成31年4月30日に、
平成を生きた証を言葉に残し、令和をつくる礎としようと思い、筆を取りました。

この記事では、
「なぜ、ホトカミを始めたんですか?」
「神社やお寺に興味があるのですか?」という質問に答えました。

そして、平成へのはなむけの言葉として、「僕の生きる道」というポエムを最後に添えました。

新しい時代をつくっていく人々が何かを始める参考になれば、幸いです。

 

自己紹介

まずは、簡単な自己紹介。

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僕は、滋賀県彦根市の彦根城のふもとで生まれ、岐阜県多治見市で育ちました。
小中高と野球部でした。
(「美濃のクルーン」と呼ばれていた時期も)

幼い頃からSMAPが大好きで、7歳の頃から20年間ファンクラブに入っていました。オタクです。

同時に、幼い頃から日本文化や歴史も好きでした。
(クラスに1人は、すごく歴史好きな子いましたよね)

小6の頃、NHK大河ドラマ「利家とまつ」を見て以来、僕の歴史好きは加速しました。

1年浪人しましたが、大好きな前田家の屋敷跡にキャンパスがある東京大学に入学すると同時に、上京。
理系科目が得意だったので東京大学理科2類に入学したのですが、やっぱり好きな日本文学などを学びたいと、3年生から文学部日本語日本文学専修課程に進学し、卒業しました。

モーニング娘。をはじめとするハロー!プロジェクトが大好きです。
推しは、小田さくらさん、野村みなみさん、、、歌がうまいメンバーを推しがちです。
でも一番好きなのは、つんく♂さんです。
つんく♂さんの人間を尊び、平和を願い、地球も宇宙も包み込むような愛ある音楽が大好きです。

自己紹介はこれくらいにして、本題に入りましょう。


参拝者と神社お寺でつくるお参りの記録共有サイト「ホトカミ」とは?


突然ですが、

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コンビニと、神社お寺、どっちの方が多いと思いますか?









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実は、コンビニよりも、神社お寺の方が約3倍近くも多いです。
(だいたい神社もお寺も8万ずつ)


しかし!
20年後、

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20年後、そのうちの6万の神社お寺が消滅すると言われています。

これはまさに現在進行形で起こっていることで、
神社お寺の消滅とともに、そのまちや先祖代々の文化や歴史が失われてしまいます


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原因のひとつは、江戸時代から続く「家」単位での収入が減っていること。
(お寺だと檀家制度、神社だと氏子制度などという。)


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現在、必要とされているのは、
「個人」と神社お寺の新しいつながりです。



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しかし、スマホでも見れるようなホームページで情報を発信しているのは、全体のわずか1,5%程度。

「検索しても見つからない・・・」
そして、見つかったとしても、「漢文を書き下したような難しい文章が並んでいて、よく分からない・・・」という問題があります。

そこで、簡単にいうと参拝者の「神社お寺を見つけることができない」という課題と、神社お寺側の「参拝者を増やしたいけど、どうしよう?」という課題を解決するために、
参拝者と神社お寺でつくるお参りの記録共有サイト「ホトカミ」を運営しています。

3年前2016年の夏から準備を始め、2017年4月に公開しました。

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※令和2年2月20日現在、
・月間ユーザー数120万人
・6万1000件以上のお参りの記録が投稿

・掲載寺社数は、14万5000件と世界最大
・初詣シーズンの1月は420万ページビュー超

ちなみに、日本では、およそ1300年前(奈良時代)から150年前(明治維新頃)までは神仏習合といい、神社とお寺がゆるやかに共存していました。
名前の由来は仏(ホトケ)さまと神(カミ)さまで、「ホトカミ」です。
(近代化の過程で失われた、昔からの祈りのあり方を時代に合わせてつくっていきたいという想いを込めています。その話はまたの機会に!)

また日本には、不登校、格差、麻薬中毒、孤独死、伝統の継承、少子化、自殺など様々な社会課題があります。
その根本的な原因のひとつは人と人との繋がりの希薄化によるものと言われています。

しかし、日本では少なくとも1300年以上、神社やお寺が人々の繋がりを育む役割を担ってきました。
ホトカミをきっかけに、神社お寺と人々に新たな繋がりが生み出していきたいです。



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神社お寺の方向けの完全無料の公式アカウントという制度もあり、
少しずつですが、神社お寺の方からの情報発信も増えています。

なかには、ホトカミでの情報発信を通じて、参拝者がゼロから100人以上増えた神社もあります。
※令和2年2月現在、月間の参拝者がホトカミ経由で1500組を超える神社も現れました。

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参拝者は、境内のポスターのQRコードを読み取ることで、簡単にその神社やお寺の由来やお知らせを知ることができたり、お参りの記録を投稿することもできます。

オンライン上のホトカミだけではなく、実際に足を運んでお参りする方のためのサポートをしようと頑張っています。

(↓神社寺院向け公式アカウントについて詳しくはコチラ↓)

hotokami.jp


ただ、現状ではビジネスモデルは存在せず、
日本で初めてとなる見返りを一切求められないソーシャルエンジェル出資という資金の調達方法で、8888万8888円の資本金があるため、そのお金で運営しています。

「僕が事業を絶対に辞めないという信頼」「長期的にやり続けることに意味がある事業である」「社会的に価値がある」などという観点から、この出資を受けることができたのだろうと僕は思います。

以下の記事にも詳しくあります。

上場よりも「ミッション」重視 ソーシャルエンジェル投資とは? | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

「背景と想い」日本初「ソーシャルエンジェル出資」で約1億円の資金調達を実施に関して(代表) - DO THE SAMURAI BLOG



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ホトカミの他にも、訪日外国人向けの多言語のお参りガイド制作なども行っています。
多言語お参りガイドの導入方法などの詳細


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会社としては、4年目に入ったところです。

2019年の4月から初めて新入社員が入社しました。
(上の写真は神社で入社式のご祈祷をうけたときの様子)


ここまで、現状のホトカミや会社について紹介しました。


では、なぜ一般人の僕がホトカミを始めたのでしょうか?
ここからは9年前、二十歳まで僕の人生を遡ります。

一般人の僕が神社お寺の事業を始めた理由

 

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二十歳の僕は、何をしていたかというと・・・・





 

 

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二十歳の頃の僕は、「夢は武道館でライブ!」と、
プロのミュージシャン目指して、音楽活動に明け暮れていました。

7歳のとき、ナゴヤドームでSMAPのコンサートを見て以来、いつかコンサートしたい!と思い描き、
歌手になって、ミュージシャンになるんだ!と中学の頃、ギターを手に取り、ROCKし続ける日々を送っていました。
作詞作曲編曲やりながらボーカルをやっていました。
(右の写真は、上京した頃。岐阜っ子の僕は、舐められないようにと肩甲骨まで髪を伸ばして上京しました。)

しかし、上京してからの3年間、音楽活動はうまくいきませんでした・・・

そこで、諦める僕じゃありません。

退路を断つため、大学4年目に休学して、音楽活動に専念することにしました。

休学3ヶ月目の2013年6月には、渋谷La.mamaというミスチル、イエモン、スピッツなども輩出した老舗ライブハウスでライブもしました。


しかし、そのライブの後・・・・・・

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曲が作れなくなりました・・・

「自分は何が歌いたいんだろう?」
「なんのために歌うんだろう?」なにも分からなくなってしまい、
曲が作れなくなってしまいました。

休学するにあたり、70万近くの借金もしました。

家庭教師や治験などのバイトを掛け持ちすることで、夏には返済も完了しましたが、
「自分は何がしたいんだろう?」「どう生きていけばいいんだ?」と、
ただ時間だけが有り余る日々を過ごしていました。

そんなに友達もいなかったので、
毎日、読書と散歩の日々を送っていました。



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ある日、大好きな幕末の本を読みながら古地図を頼りに散歩をしていると、

士(サムライ)の心と書いて、志(こころざし)と読む。
夢は自分のためだけのものだけど、
「志とは、世のため人のために何かを為すことだ!」と書かれていました。

当時23歳の僕は、この言葉と出会い、衝撃を受けました。

今まで23年間、武道館でライブをやりたいという自分だけの夢しか追いかけてこなかったので、
世のため人のために生きるなんて考えたこともなかったのです。

志という言葉との出会いをきっかけに、
自分のことしか考えてこなかったなと、それまでの人生を深く反省しました。

じゃあ、僕は世のため人のために何を為すべきだろうか?と考える日々が始まりました。
毎日、読書と散歩を繰り返しながら、自分はなんのために生きようか?と考え続けました。

3ヶ月ほど考え続けたなかでやっと方向性がかたまりました。

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僕の志とは、
『(幼い頃から大好きな)文化や歴史を現代に生かし、未来に受け継いでいこう!』ということです。


志は、定まりました。

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では、志の定まった23歳の僕は、
日本文化や歴史を伝えるために、まず何を始めたでしょうか?






志は決まった!


最初の一歩目のスタートは、何から始めたでしょうか?









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とりあえず、武士ソングを作りました。

MCでおもてなし文化の由来を語った後に、おもてなしに由来するオリジナル武士ソングをパフォーマンスするなど、歴史や文化と音楽の融合を試みました。

踊念仏の時宗のお坊さんに念仏踊りなどの由来を聞きながら、
現代風盆踊り「かたじけなっしんぐ!」という曲も作りました。

曲調は、EDMに和楽器を入れながら歌う、今でも斬新なアレンジでした。
Twitterのトレンド入りしたこともありました。

www.youtube.com


続けるうちに、武士ソングの話題が広まり、講演などで色んなところに呼んでいただけるようになりました。
(オリジナル武士ソングの需要は特に無かったのですが、MCでの歴史や文化の話がウケた。)

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「松陰神社ツアー」「侘び寂びの寂びについて学ぶ」「新渡戸稲造の武士道を学び、御墓参りするお寺での行事」「秋葉原の由来」「泣かぬなら鳴くまで待とうホトトギス、家康は何を待ったのか?」「古事記に親しんでみよう」・・・と、色んな話をしていました。

個人事業主としては、死なない程度に食べていけるようになりました。

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さらに、2016年4月には、個人事業の延長で法人化し、
株式会社DO THE SAMURAIを設立しました。

法人化した理由のひとつに、
「自分と同じように、文化や歴史が好きな人が働ける会社をつくりたい!」という想いがありました。

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しかし、2016年7月には、これまでの仕事をすべて辞めてしまいました

好きなことで、世のために役立ちながら、お金ももらい、
一緒に働く仲間にお金を払えるようにまでなったにも関わらず、

「このままでいいのだろうか?」
「もっと何かできることがあるのではないか?」とずっとモヤモヤしていました。

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このままではいけない!と思い、
退路を断つために、すべての仕事を辞めて、
3ヶ月間、ひたすら事業を考えることにしました。

事業を考えるというよりは、
「自分はなんのために生きるのか?」
「幸せってなんだろう?」
「人生をかけてでもやり遂げたいことがなんだろう?」
「僕の使命はなんだろう?」と3ヶ月引きこもって考え続けました。


以下、「なぜ、ホトカミを始めたのか?」「どうやって事業を見つけ、決めたのか?」という質問に答えるべく、僕がホトカミを一生かける事業と決めるまでの思考プロセスの一部を紹介します。
思考プロセスというと賢そうですが、実際は文字通り頭を抱えながら、悩みに悩み、不安になり、迷い、暗中模索と絶望とたまに希望の繰り返しな日々を送っていました。


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以下、当時からお世話になっているピクスタの古俣さんに教えていただいた
「一生かける事業の見つけ方」を僕なりのアレンジで紹介します。
参考:人生を賭けられる事業の見つけ方 - ピクスタ代表 古俣大介のブログ


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まずは、「続けるのが大事!」って多くの人が言っています。

そして、どんなに大変だったり、辛くても続けていくためには、
「好き」だったり、自分の興味関心があることがテーマであった方が良いです。

その観点でいうと、僕は日本文化や歴史が大好きであること、
「文化や歴史を現代に生かし、未来に受け継いでいきたい!」という志が確固たるものであったので、左半分はすでに決まっていました。


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それに対して、右半分の「役に立つ」。
言い換えると、「世のため人のためになっているか」という視点がとても大切です。

当時の僕の場合は、この視点が圧倒的に足りませんでした。

個人事業主時代は、歴史のなかでも一番好きな「サムライを切り口に」やっていたのですが、
150年前に、「サムライは全員、いなくなっていました。」

つまり、困っている人は特にいないので、そんなに役に立つこともできなかったので、
個人事業主の域を越えることが難しかったです。

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そこで僕は、
「好き」「人の役に立つ」事業アイデアを300個以上、ひたすらに考え続けました。

人は人生の選択肢を考えるとき、1時間で思いつくレベルの10個程度の事業のなかから、どれにしようか?と考え、選びがちです。

しかし、1時間程度で思いついた事業だと、人生をかけてまでやり切るのは難しいです。(もちろんうまくいくこともありますが)

もしかしたら、「他の事業の方が良かったかも?」と迷ってしまうことがあり得るからです。

だから、僕は事業をひたすらに書き続けました。
以下が実際に考えたアイデアを書き出したものです。

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寺ログという、ホトカミの原型となるようなアイデアは、
3つ目には思いついていました。

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こんな調子で2ヶ月近く、目に見えるものをひたすら自分の事業アイデアに置き換えて、書き出す日々を送っていました。

たくさん考え続けたのですが、困ったことがありました。
考えれば考えるほど、分からなくなってしまいました。


 

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300個も事業を考えたのはいいものの、
「どの事業を人生かけて取り組むのか?」分からなくなってしまったのです。

もちろん、これは思いついたけど、やらないだろうなという事業もたくさんありました。

しかし、どれにしようか?決めないとお金もどんどん無くなってしまうのに、
先が見えない日々が続きました。

そんなある日、事件は起こりました。

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2016年8月14日、SMAPの解散が発表されました。

僕が岐阜から上京したのは、間違いなくSMAPがいたからです。

「東京タワーで昔、見かけた土産物に張り付いてた言葉は『努力』と『根性』」
SMAPの言葉を胸に生きてきました。

しかし当時26歳の僕は、
「もう自分も大人なんだし、SMAP解散しても辛くない。それよりも事業を考えなきゃ。」と先の見えない日々を過ごしていました。

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夏も終わりがけ、8月終盤のある日、
友達のお坊さんが、うちのお寺に遊びにおいでよと誘ってくれました。

考えても事業は見つからないし、行こうか・・・と新幹線に乗って彼のお寺に向かいました。

一泊二日、何もしない時間をお寺で過ごさせていただきました。

お寺でゆっくりとした時間を過ごさせてもらったおかげで、
「SMAPの解散、とても辛かったんだな」と気づきました。

そして、このお寺での時間のおかげで、これまでの個人での仕事や、SMAP×SMAPに出たいという私欲などもすべて手放して、生きていこうと思えました。
(物心ついた頃から精神の支柱としていた存在がいなくなるのは、本当に辛かった)

自分自身と向き合い、また前を向いて東京で頑張って生きていこうと思いながら、
新幹線で東京へ戻る途中、お世話になった友達のお坊さんから、
「グーグルのレビューにお参りの思い出書いてくれたら嬉しい」とメッセもらいました。

あぁ、なんでも書くよ!という気持ちでグーグルにレビューを書きながら僕は思いました。

「なんで、僕は助けてもらったお寺での尊い時間について、★★★★★とかつけて評価しなきゃいけないんだ。神社やお寺専用の思い出を書く場所があるべきなんじゃないか」と。

「そういえば、寺ログ・神ログみたいなものは、神社ツアーやお寺でのイベントやっていたときから、欲しいと思ってたな。
 僕は一般人だから、お坊さんや神主さんが寺ログ神ログみたいなのつくってくれたらいいなって思ってたけど、お坊さんや神主さんは、宗派の違いとか、上下関係とか色々あって、なかなか宗派や神社お寺も一緒に新しいことやるのは難しいらしい。」

「というか、僕が案内する神社ツアーやお寺でのイベントに人が集まるくらい一般の人々が神社お寺を求めている実感あるし、僕も一般人だから参拝者の気持ちがわかる。
 同時に、檀家さんが減っていき参拝者も増えないのなか、実家のお寺を継ごうか迷っているなど、お坊さんや神主さん側の知人からも今まで色々話を聞いてきた。」

「そもそも、僕が個人で神社やお寺を案内することには限界を感じていたけど、
 お参りした人が投稿して、それを見た人がまたお参りして、
 さらに神社お寺が情報を発信できる場所をつくれば、僕が紹介しなくても、みんなが神社お寺に行けるじゃん!」

「日本において文化や歴史がもっとも濃い場所は神社お寺だ!僕がいろんな話するよりも、みんな神社お寺いけばいいじゃん!」

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「参拝者の気持ちにも、神社お寺側の気持ちにも共感しながら、
 ゼロからサービスを立ち上げて起業するだけの体力も、人との繋がりもある僕がやるしかない!」

「お参りの記録を投稿することで、結果として神社お寺が元気になっていくような仕組みが作れたら、100年後の人々の為にもなる。」


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退路を断って300個事業を考えるも、決めれず迷い続けるなか、SMAPの解散があり、
その辛さから救ってもらったお寺での時間があったおかげで、
これまでやってきたことが繋がり、使命感的な何かが生まれ、

ホトカミに人生をかけよう!と決めることができました。

その後、2年半以上経ちますが、一度も迷ったことはなく、
毎日、ホトカミを育てることに邁進しています。
(持続可能なビジネスモデルはなんだろう?神社やお寺のため、つまり人々のためにはどんな仕組みがいいんだろうか?ということは、毎日考え続けています。)


僕の生きる道

平成の最後、平成31年4月30日時点での「僕の生きる道」についてポエムを残してこの記事を終えます。

今考えていることは、令和にきっとアップデートされ続けるでしょう。
※以下、科学的に、学術的に正しいかというよりは、あくまでもそういう価値観を表したポエムなんだな、中二病が加速してるんだなって思って、お読みいただければ幸いです。僕もよく分かりません。



この文章を読んでいるあなたは、きっと人です。



では、人は、なんのために生きているのでしょう?
人に生きる意味はあるのでしょうか?



僕は、草木に生きる意味がないのと同じように、そもそも人が生きる意味もないと考えます。


人に生きる意味があるとすれば、草木と同じ程度の生きる意味しか持っていません。

人だけが特別な生きる意味があると考えるのは、人間中心的な考え方だと思います。

 


しかし、少なくとも人間は、生きる意味を問うこと、生きる意味を探すことはできます。

 
人類全体の生きる意味を考えてみましたが、実感がなく分かりませんでした。



じゃあ、僕の生きる意味はなんだろう?
人類全体は大きすぎて分からないけど、僕個人はなんのために生きているのだろう?と考えました。


 

色々考えているうちに、気づきました。



僕のモチベーション、つまり生きる意味の源泉は、ノブレスオブリージュ。

僕は幼い頃から、家族にも友達にも恵まれ、学問にも勤しみ、音楽など芸術にも触れ合い、意思を持って生きてくることができた。

間違いなく、人類史上最も恵まれているうちの1人。

人類5000年の歴史のなかで、平成という戦争もしない国で生まれ育ったことも、
長い人類史でみても、本当に恵まれている。



そんな恵まれる境遇に生きているからこそ、
世に貢献せねばという想いが僕の生きるモチベーションの根源にある。


 

では、どう貢献したらいいんだろう?
21世紀は、どんな時代をつくっていけばいいんだろう?



考えてみたけど、テーマが大きすぎて、よく分からない。


僕は塾や講演などで、
迷ったときは、先人や歴史から学び、より良い未来をつくっていこうと話してきた。

今こそ自分も先人に学ぶときだと、過去の書物からヒントを探りました。

すると論語に、「今を生きる人は、先人がやろうとしたけど、できなかったことをやるべきだ(超訳)」と書いてありました。

確かにな。

先人が成し遂げることができなかった志を未来の人々が受け継ぎ、人類は発展し、
その恩恵を自分は預かっている。

 


では、先人がやろうとしたけど、できなかったことって、なんだ?

 


さらに、過去の人たちが何を思いながら死んでいったんだろう?と書物に当たると、

最近話題の渋沢栄一も、武士道でノブレスオブリージュを唱えた新渡戸稲造も、多くの先人たちは、人類の共存を願い、でも戦争を止めることができず、失意のうちに亡くなっていった。



じゃあ、人類の共存が生きる目的なんだろうか?

でも、人類だけが特別なのは不自然だという感覚が僕の中に流れている。


なぜなら、人類も地球に生きる生命の一部に過ぎないからだ。


人類だけ特別、人類の共存というのは何か違う。

 



というときに、山川草木国土悉皆成仏(さんせんそうもくこくどしっかいじょうぶつ)という仏教の言葉を思い出す。



自然と共に生きるというより、人間も自然の一部として生きる。



人間が特別な存在ではなく、人間も地球の自然の一部というイメージの方が、
自然の猛威に畏れ多く思いながら、自然の恵みに感謝する日本古来からの価値観とも合う。 




じゃあ、その山川草木国土悉皆成仏をどう実現するか?

 



というときに、国際政治のソフトパワーという考え方を知る。

ハードパワー(軍事力や経済力)ではなく、ソフトパワー(文化や人の魅力)で、信頼を得ていくという考え方。


 

確かに、国ではなく、人単位でみたとき、
金持ちでケンカが強い人(ハードパワー)が信頼されるよりも、
文化的で性格良い人(ソフトパワー)が信頼された方が良いというのは、直感的には納得いく部分がある。
国民国家もあくまでも個人の集合体にすぎない。(もちろん現実は甘くないんだけど、あくまでも理想論として)


 

じゃあ、文化や人の魅力(ソフトパワー)を高めることに貢献しよう。

 

会社のビジョン
「文化や人の魅力を高め、地球の和に貢献する。」

 



じゃあ、実際に自分は何ができるだろう?って考えたとき、

 

天台宗の開祖、最澄「一隅を照らす者、これ、国の宝なり」

内村鑑三「高尚なる生涯」という言葉を思い出す。




誰にでも、一隅、その人にしか気づけないもの、縁がある。

一隅を照らそうと生きた人生は、高尚なる生涯となる。

お金や事業など、何も残せなかったとしても、
自分なりの一隅と向き合い、生きた人生は高尚なる生涯となり、
生き様を残すことができると内村鑑三は言う。

生き様を残すことは、ロボットやAIにはできない、
21世紀の人類がやるべき使命のひとつ。

 


じゃあ、生き様を残すための自分にとっての、
一隅とはなんだろう?自分が照らすべきものはなんだろう?って考えたとき、

たまたま文化や歴史が好きで、神社ツアーやお寺でイベントをやっていた僕だからこそ、参拝者の気持ちにも、神社お寺の人の気持ちにも共感することができた。

これは僕にとっての一隅だ。みんなが起業すればいいという話では決してなく、出会いや縁を大切にすることこそが、一隅を照らすことだと思う。

そして、神社お寺には、目に見えない文化がたくさん残っている。

科学が発達して便利になればなるほど、幸せになれると信じて人々が生きてきた平成という時代。

しかし、幸せは言語化することも数値化することもできない、目に見えない。
幸せとは、感じるもの。

そのヒントが神社やお寺にはたくさんある。

令和という時代、一隅を照らそうと生きていきます。


株式会社DO THE SAMURAI
代表取締役 吉田 亮

dothesamurai.hatenablog.com

 


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4月6日、金王八幡宮で入社式を執り行いました。

こんにちは。ホトカ神道担当の森です。

 

渋谷にある神社「金王八幡宮」で新入社員2名の入社式を執り行いました。

 

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 金王八幡宮は、実は「ホトカミ」のトップページに出てくるこのお姉さんの写真を撮影した場所なんです。

 

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今回入社するのは、菊地さんと小沼さんの2名です。

 

神社で入社式を行ったのは、代表の吉田が人生の節目に神社へお参りすることが大切だと感じていおり、入社式を行うにあたって、以前インタビューを受けてくださった金王八幡宮の田所権禰宜(酒門神社の宮司さん)に相談しました。

hotokami.jp

 

「入社式のためのご祈祷をお願いしたい」と相談すると、田所さんは快諾してくだり、実現しました。

 

 

入社式のご祈祷の内容は、

修祓(しゅばつ)

一拝(いっぱい)

祝詞(のりと)

玉串拝礼(たまぐしはいれい)

一拝(いっぱい)

です。 

 

 

 

 

神社でご祈祷すると、玉串をお供えします。

前に出て玉串を作法通りやるのって結構緊張するんです。

きっとこれからもやる機会もあると思うので、神社本庁のお参りの仕方のページがとても参考になるので、貼っておきますね。

 

 

 

ご祈祷の締めには、今回奉仕してくださった田所さんに、

DO THE SAMURAIで働くことが日本に社会的な貢献になるとお話してくださいました。

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また、ご祈祷後はホトカミ公式アカウントもご利用いただいている田所さんから、ホトカミを使っている感想を伺わせていただきました。


田所さんが宮司をつとめてらっしゃる酒門神社の例祭に、ホトカミのユーザーさんが参列されたお話なども伺いました。
実際にホトカミを通じて、お参りされる方が増えたお話を聞けて、とても嬉しかったです。

【公式】酒門神社 - 茨城県東水戸駅 / アクセス・連絡先の情報 [神社お寺の投稿サイト - ホトカミ]

 

そしてご祈祷を受けたあとは、ガーデンプレイスへ戻り、皆で昼食を取りました。 

  

長くなってしまいましたが、

株式会社DO THE SAMURAIは、新入社員を2名迎え、さらにより良いものを作っていく予定です。

 

これからもよろしくお願い致します。

 

hotokami.jp

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DO THE SAMURAIのエンジニアって普段何してるの?

こんにちは。エンジニア神職の菊地です。

先月エンジニアの募集要項を更新しました。

dothesamurai.com

上記リンクにある通り、DO THE SAMURAIのエンジニアは主に神社お寺の投稿サイト「ホトカミ」をプログラムする仕事をしています。 ただ、もう少し具体的に、どうやって作っているのか、またどんな仕事をしているかを書いてみようと思います。

改善点と新機能がまとめられた200以上のタスクボード

DO THE SAMURAIでは主に仕事のタスクをGithubに集約してエンジニアリングを進めています。そこでは日改善点が更新され、アイディアベースの新機能まで計200以上がまとめられています

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ISSUEボードだけで260あります
それをProjectボードで仕事を分割し、取り組む優先順位と進捗管理を行なっています。

こうして神社お寺の投稿サイト「ホトカミ」は数分単位でのユーザーフィードバック反映と、日々の改善を実現している訳です。

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カテゴリに分け、進捗とアサインが一目でわかりようになっている
ただこのやり方がベストであるとは思っておらず、日々どうしたらもっと効率的に開発が進められるかを考えながら仕事をしています。

開発の効率化を一緒に進めたいエンジニア、待ってます!

dothesamurai.com