こんにちは、ホトカミの横井です。
前回好評だった神道と仏教を担う若手の交流会であるサミットの第2回を
3月12日の夜、都内某所にて、開催しました!
今回はその第2回サミットの様子についてお話しします。
前回のサミットでは多くの仏教、神道にかかわる方々があつまり、たくさんの有意義な話で盛り上がりました。
(前回の様子は神道×仏教サミットを開いてみました - DO THE SAMURAI BLOGをどうぞ!)
その中で、ぜひ2回目を!という声を多数いただき、3/12に開催しました。
前回来てくださった方や、今回初めてという方にもお越しいただくことができました。
今回も仏教、神道を学ぶ学生、一般企業で働くお坊さん、某宗派の本山で働くお坊さんなど、さまざまな信仰、立場の方々を交え、有意義な話で盛り上がる場になりました。
今回のサミットの1つ目のテーマは、
「神道、仏教のここが好き!」
お互いがご縁あってかかわっている神道、仏教に対して、
・神道の、すべてを受け入れてくれるオープンな姿勢が好き
・神社、お寺のもつ、独特の神聖でおちついた雰囲気が好き
・仏教が2500年続けてきた教えが好き
などといった声がありました。
仏教や神道のどこが好きかという観点は、
これから先、自分自身が宗教と関わっていくなかで、とても大事です。
そのため、この質問は参加者の方々にとっても、私にとっても有意義でした。
1つ目のテーマは、
「仏教と神道の同じところ、違うところ」
日本において長く続いてきた仏教と神道ですが、似ているところと、違うなぁというところを語り合いました。
以下に、その内容を紹介します。
同じところ
・お寺、神社は昔から地域とつながってきた
・自己紹介するときに、仏教、神道学んでますというと引かれるのではないか?という不安
・たくさんの神さま、仏さまがいる多神教であるところ
違うところ
・仏教には宗派や経典があるが、神道にはない
・お寺は入りにくいが、神社は入りやすい
・神社での結婚式は一般的だが、お寺での結婚式は珍しい(逆にお寺はお葬式をする)
特に、結婚式とお葬式の話題はさまざまな意見が飛び交いました。
「神社ってお葬式するの?」「お寺に結婚式はあるの?」といったそれぞれの疑問に対して、
神道と仏教が異文化理解を深めることが参加者の刺激になりました。
私は「お寺での結婚式はお葬式みたいで、おめでたいイメージがない」という意見が印象に残りました。
この意見を聞いてたしかに、お経を読んで指輪ではなく数珠の交換をすることは、お葬式がイメージされてしまいます。
お寺での結婚式が普及していくなかでの課題だな、と気づきました。
最後に、
「一分間で質問に答える!」
という企画を行いました。
これは、質問に対して一分で答えていただくというもので、
・黄檗宗のお寺やお経について
・時宗の一遍がなぜ踊り始めたか?
などといった話題が非常に盛り上がっていました!
私もなかなかお会いすることができない時宗と黄檗宗の方のお話を聞くことができ、勉強になりました。
今回のサミットを開いて、おなじ日本で長きにわたってともにあり続けた神道と仏教が交流し、相互に刺激することはとても有意義だなあ、と改めて感じました。
意外と知らない神社のこと、お寺のことをオープンに語り合い、
仏教と神道が交流するこのサミット。
参加された方のアンケートを拝見すると、
「非常によかった」「また参加させてほしい」
といったありがたい声をいただくことができました!
今後もこのサミットを継続的に開催し、もっと神社、お寺が交流できる場をつくり、何より仲良くなることができればと思っております。
お読みいただきありがとうございました。