ホトカミをつくるDO THE SAMURAIのブログ

みんなでつくる神社・お寺の投稿サイト「ホトカミ」を運営している、株式会社DO THE SAMURAIのブログです。

恵比寿系の起業家が集うCOEBI(コエビ)を紹介

こんにちは。
神社お寺の投稿サイト「ホトカミ」を運営する株式会社DO THE SAMURAI代表の吉田 亮です。

今回は僕らが入居している恵比寿ガーデンプレイスタワー27階のシェアオフィス
COEBI(コエビ)について紹介します。
※COEBI(コエビ)とは、「Core EBISU」の略。

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普段の仕事してるときの様子

コエビは、宮内庁御用達の老舗企業などのブランディングを手がけてこられた株式会社デジサーチアンドアドバタイジングが無料で運営しています。

まだ定義は曖昧なのですが、
コエビには恵比寿系の企業が25社以上集まっています。

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昨年、入居企業みんなで紡年会しました

 

東京・恵比寿のオフィスタワーの一角をしめるインキュベーションオフィス「COEBI(コエビ)」。見晴らしの良いフロアに足を踏み入れると、ラフな服装の若い起業家たちが真剣な表情で自らの課題に取り組んでいた。

ここを拠点とする起業家は、総勢25名。インバウンド旅行者向けの動画メディア運営、ドローン活用の地理教材提供、ユーチューバーになるための小学生向け教育プログラム……。

旬を感じる事業も多数ある一方、社会的意義は高いが、収益化は一筋縄でいかない印象のものもある。たとえば、神社お寺の投稿サイト「ホトカミ」を運営する吉田亮は、ビジネスモデルを現段階では構築せず、ユーザー数の増加に注力。NPO法人を立ち上げた渡部清花は、難民支援を事業化しようとしている。

「別にすぐ収益化できなくてもいいし、利益を還元する相手は僕じゃなくてもいい。次の世代に引き継いで還元する意識をもってくれることが重要です」

昨年、経済誌Forbesでも紹介されました。

forbesjapan.com

 

恵比寿系企業の特徴
効率よりも現場を重視
市場規模より、原体験
目先の収益よりも想いを大切にする
期限と数値よりも、心の健康
自己犠牲よりも、自己充実
・ニッチな業界で最先端な取り組み
・自己資金からの起業
・たまにしかお酒飲まない
よく寝て、よく働く

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年末は、デジサーチ&コエビのみんなで大お餅つき大会しました

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よいおもちをつけるように「幸福もちつき神事」も執り行いました。

 
最後に、コエビ入居企業のほんの一部を紹介します!

ほぼすべてのメディアで取り上げられ尽くした
Youtuver Academyを運営するFULMA株式会社

www.itmedia.co.jp


第1回アート&デザイン新世代賞 初代最優秀賞グランプリを受賞
株式会社DAN NAKAMURA

www.designstoriesinc.com


Forbes『日本を代表する30歳未満の30人』選出された
NPO法人WELgee

forbesjapan.com




というわけで、今回は恵比寿系の起業家が集うCOEBI(コエビ)を紹介しました!

僕は、コエビが生まれた日、

いや、コエビが生まれる前からずっと関わらせて頂いています。

 

そんな僕は、このコエビに入居する企業が成長していくことが、日本だけでなく、人類にとってプラスになると心から信じています。

 

ここには、短期的な利益と欲望に走る資本主義だけじゃない世界が広がっています。

 

コエビのコンセプトである、「あたたかいお節介」が、各企業のサービスを通じて世界に広がっていったら嬉しいです。

 

もろちん僕たちもその一員として、精進しますし、他の企業の皆さんのことも心から応援しています。

 

そして、デジサーチの皆さん、本当にいつもありがとうございます。

 

ご武運を!

 

エンジニア、デザイナー、ライター、インターン、アルバイト、神職さんお坊さんを募集しています。
お気軽にご連絡ください。

dothesamurai.hatenablog.com

1年で10倍成長を遂げたWebサービス「ホトカミ」を振り返りつつ、2019年の展望を語ってみた。

こんにちは。
神社お寺の投稿サイト「ホトカミ」を運営する株式会社DO THE SAMURAI代表の吉田 亮です。


今回は、1年間で10倍以上に育ったホトカミの成長の過程を振り返りつつ、
2019年の目標をお伝えします。
※6500字の長文なので、気になるところだけ深く読みつつ、どんどん読み飛ばしてくださいね。全部気になった方は、関連記事も都度紹介しているので、じっくり読み進めてください。

 

 

春(1月〜3月)

・日本初となるエグジットを前提としない出資、ソーシャルエンジェル出資で資本金が末広がりの8888万8888円に。
ずっとお世話になっている黒越さんに取締役になると共に、約1億円を出資していただきました。

「ホトカミのビジネスモデルって何?」ってよく聞かれます。
僕は、ホトカミを始めると決めた2年半以上前から毎日考え続けています。

しかし、2019年1月5日時点ではまだビジネスモデルは無いです。
でも、アイデアは100個以上あります。

DO THE SAMURAIは『100年後にも感謝される事業』を理念にしているので、
「いつなのか?」「どんな形なのか?」は毎日、問い続けています。

今年2019年こそ、何かしらの形で収益化しますが、
「神社お寺」「一般のみなさん」「DO THE SAMURAI」「未来を生きる人たち」の四方良しになるような良い形を模索しています。

出資について詳しく知りたい方は、以下の記事に詳しく書いてあります。

dothesamurai.hatenablog.com

 

・みんなで熱海へ旅行に。
合宿って言っていたのですが、単純にみんなで熱海に旅行に行きました。
『美味しかった!楽しかった!』です。笑

またどこかの神社やお寺で合宿したいです。

ブログのタイトルで俳句を詠むときは、僕が感情的なときですね。

dothesamurai.hatenablog.com


みんなで雨宮宮司にお話を伺わせて頂きました。好き。

hotokami.jp


・ホトカミをやっていたから、座禅と出会い、人生が変わった村上くんの卒業。

dothesamurai.hatenablog.com

 

村上くんはあけおめメッセージと共に、Twitterアカウントを始めたよって連絡くれました。
普勧坐禅儀 (@fukan_zazen_gi) | Twitter



夏(4月〜6月)

・神社お寺のお参りの記録投稿サイト「ホトカミ」一周年
ホトカミを世に公開して、一年が経ちました!
会社としても3期目に突入しました。

非エンジニアの僕の仕事をまとめた記事です。

dothesamurai.hatenablog.com




・菊地くんの加入

本当に菊地くんがいなかったら、実現できなかったこと、たくさんある。
それまで僕は、コードのレビューもデザインのコーディングも本当に全部やってたんだけど、菊地くんのお陰で開発まわりのクオリティが上がり、僕が他の仕事もできるようになりました。

そして、ずっと1人エンジニアとして、文字通り孤軍奮闘していた小沼くんの技術的な話し相手が生まれて、ほっこりしました。

タイトルは少し強めだけど、就活での迷いを通して、DO THE SAMURAIに決めた理由の菊地くんの一本目のブログ。

dothesamurai.hatenablog.com


菊地くんはエンジニアの傍ら、神職としても神社に奉仕しています。
お正月は、武蔵国二宮である金鑚神社で奉仕されていました。

hotokami.jp



・明治大学で、インターンシップについて授業。

「情熱注げるものを見つけるためには?」
「やりたいことはあるけど、どうやったらいい?」
「人間は、なんのために働くの?」
「なぜ、インターンを受け入れるの?」
「インターンの仕事はなんですか?」なんてことに答えました。

答えた内容をまとめた記事。

dothesamurai.hatenablog.com




秋(7月〜9月)

・会社の仕組みが整備され始める。
個人事業主から法人化して2年間は経理も僕がひとりで全部やっていました。

しかし、通常業務における士業の割合が増えすぎてつらくなってきた頃、めちゃくちゃ心強い顧問税理士さんと助太刀さんが加わってくれたお陰で、仕組みが整い始めました。

・Forbes8月号の特集「新しいイノベーション!日本の担い手99選」にDO THE SAMURAI選出
これまでもWebメディアや専門雑誌に取り上げて頂くことはあったのですが、やはり日本中のコンビニでも買える雑誌に載ると嬉しいですね。

何が嬉しいかというと、滋賀のおじいちゃんにも手に取って、孫が東京で頑張ってるなぁと感じてもらえるからです。(ホトカミを理解してくれたおじいちゃんは今年、初詣行ったときも、「写真撮ったか?」としきりに聞いてくれました。笑)

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・ケビンとの出会い
世界で最も入りにくいと言われるミネルバ大学からのインターン生ケビンがやってきました。
この冬休みにも2週間働きに来てくれたり、11月にもDO THE SAMURAIの他のインターン生の学園祭を一緒にまわったり、めっちゃ仲良くなりました。


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一緒に神社にお参りした話

dothesamurai.hatenablog.com



一緒に座禅した話

dothesamurai.hatenablog.com



ケビンの感想

dothesamurai.hatenablog.com



・多言語お参りガイドをリリース!

【訪日外国人向け】神社仏閣おもてなし参拝ガイドを作成しました。 - DO THE SAMURAI BLOG

福岡と北海道の神社さんに導入して頂いています。

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気になる方はコチラから。

多言語お参りガイド、申し込み/問い合わせ



・神様マップ月間85万PV
現在は一時休止中ですが、全国の御祭神や宗派を見える化したマップがめっちゃバズりました!

www.itmedia.co.jp



・講2.0を着想し、講について研究
特に具現化しませんでしたが、現代に新しくも懐かしい形で蘇らせるべきは、
講だ!という閃きがあり、夏の自由研究として、講についての分厚い本や論文を読み漁り、調べました。

ユーザーさんから需要のある、
「御朱印」以上「檀家 / 氏子」未満の寺社との繋がりをなんらかの形で提供したいと考えて、着想しました。

あくまでアイデアですが、講2.0は以下のメモのようなものです。
『年会費×寺社特化クラウドファンディング』

神社お寺に電子決済で個人で'年会費を'寄付し、その神社お寺を応援するというサービスです。
既存の崇敬会や奉賛会と言われるものは、FAX申し込み銀行振込なのですが、『(ホトカミという)ネットを通じ』『(クレカなどの)電子決済で』、お金を納めることができます。
寄付する金額は、3000円、5000円、1万、3万、5万、8万、10万など。
<想定される活用例>
・寺社のファンクラブとして
・鳥居や仏像の修復
・寺子屋をやりたい!というお寺のビジョンに共感し、寄付など

ホトカミが提供する価値は、
1、決済システム
2、集客(日本一の神社お寺サイト)
3、代弁(金額や、この寺社の魅力やこだわりは〜〜だよ!)って第三者目線で紹介してあげる

なにかできないかなぁ?と模索中。


・神社で仏教 / 神道サミットを開催

神主さんやお坊さんが集まってざっくばらんお話しする会を、初めて神社で開催しました。

dothesamurai.hatenablog.com



・紫式部モードの大失敗!
紫式部モードとは何かというと、
『代表の僕がひたすら神社やお寺に関する記事を書く』という作戦です。

8月11日の全体会議で9月1日から10月31日までは、僕は一切他の仕事はせず、
紫式部モードになると決まりました。

以下、8月31日のFacebookの投稿での所信表明です。

僕らの考えとしては、世界一わかりやすく、信頼できる記事を生み出せば、必要としている人は読んでくれると思います。

正直、ネット上に、わかりやすく信頼できる神社やお寺の情報はほとんど無いです。せっかく興味を持って検索しても、難しかったり、怪しかったりする情報が多すぎます。それは口惜しい。

そして、僕は今生きてる人類のなかで上位10人に入るレベルで、ネット上で神社やお寺について調べる人の気持ちを理解し、共感することができると勘違いしています。なぜなら、ここ2年で1万6000以上の投稿すべてに目を通し、すべてのユーザーさん(参拝者)とメールでコミュニケーション取っているからです。

そして、ユーザーさんにアンケートを取ったり、専門家に相談したりして、信頼できる情報を確保することができます。ホトカミの記事は実名で書いてますが、僕の名にかけて、信頼できない情報は掲載しません。

神社やお寺の魅力を伝えていくにあたり、お参りに関係する記事を生み出すことは、僕らが超えなきゃいけないハードルです。(勝手に使命感を感じています)

例えばですけど、以前、写経の記事を書いたときは、写経人口を1年間に10万人増やそうという気合いで書きました。そして気合いだけではなく、ロジカルに10万人増えたかどうかも読了率などをもって、ある程度は計測できるようにしています。

Too muchなリソースを投下して、神社やお寺というものを、ちゃんと伝えようと真っ正面から取り組んでいます。もちろん記事を作っても、1円も入ってこないままです。でも、これは僕たちしかできないことなので、やらなければいけないという使命感的な何かでやってます。

という大義を背負って、始めたのですが、
結局、9月30日を以って失敗を認め、断念しました。

失敗した原因を端的にいうと、
「頑張る!」という根性のみで乗り切ろうとしてしまったこと。

もちろん、「頑張る!」ことは大切なのですが、
それは頑張り方が見えていたら、頑張れるもので、
ただ「頑張る!」だけでは、頑張ってもうまくいかないですね。

具体的には、
・僕以外のメンバー(特に菊地くん)にめっちゃ負担がかかった。
・その割に、吉田が執筆時間を確保することができず、記事の執筆も進めることができなかった。

全然、うまくいきませんでした!

でも、すぐ諦めて良かったです。


その後、10月は僕が他の仕事も全部やりつつ、
記事も書こうとしたのですが、普通に忙しすぎて、無理でした。笑

しかし!
11月から大きくやり方を変えたら、うまくいき始めました。

どうやったかというと、
紫式部モードに代わり、古事記モードです。
※古事記は、稗田阿礼(ひえだのあれ)が覚えていたことを話しながら(編集)、太安万侶(おおのやすまろ)が書き記すことで生まれました。社内では、僕しか古事記モードとは言っていません。

古事記にならって(?)、僕はパソコンを使わず隣に座り、一言一句漏らさず音読し、句読点の位置まで編集しながら、毎週5人の書き手とともに記事を生み出しました。
毎週25時間以上、月間100時間は記事執筆に込めました。

結果として、僕1人で書くよりもクオリティが高く、深いものが生まれたし、
何よりも書き手のみんながめっちゃレベルアップしました!

神社やお寺のことを、こんなに分かりやすく、信頼できる情報 / 表現で、
多くの方に届けることができるのは、ホトカミだからこそです。

ホトカミの最新記事一覧


・世界遺産・仁和寺の瀬川門跡猊下にインタビュー
生きてきたなかで、最も緊張しました。
本当にありがとうございました。

hotokami.jp

 


冬(10月〜11月)

『育てる(ために任せる)or 口出して(教える)で葛藤する問題』
スタートアップあるあるかもしれませんが、
仕事をどんどん任せた方がみんながレベルアップするだろうけど、任せすぎると仕事がなかなか進まなかったり、クオリティが低いものしか生まれなかったりしてしまう。

でも、僕が口出し過ぎると、早く進むしクオリティも担保されるけど、自主性が損なわれてしまったりする・・・という悩みに、紫式部モードの大失敗を経て、ぶち当たりました。

しかし結果として、上述の古事記モードのように、
『一緒につくる』ことによって、
・みんなもレベルアップ
・僕もレベルアップ(自分1人でやるより教える方が鍛えられる)し、
クオリティ高いものが生み出せるようになりました。

本当にみんなすごい。

何がすごいかというと、
最近、自覚したのですが、僕めちゃくちゃ細かいので、そのレベル感で当たり前のように仕事できてるの、本当にすごい。
特に、「異常な言葉へのこだわり」「デザインは0.5pxまで見える」など、本当に細かいです。(自分では当たり前だと思ってたけど、かなり細かいと最近気付いた。)

でも、まだまだ完璧じゃないところ、たくさんあるので、
もっとクオリティ上げていきたい。



・ホトカミのシステムをcakePHPからRuby on Railsへ刷新
そして、2018年の大仕事、コードを全て書き換え、
ホトカミのシステムを刷新しました!

おそらく月間100万ページビューだけのユーザーがいて、メディアではなくサービス(投稿サイト)で、これだけの大規模な刷新を行ったチームは2018年の日本のWebサービスでもほとんど存在しないのではないか、と思います。
(もしいたら、苦労を語り合いたい。)

今年の春、まずサーバーをAWSに移行し、5月頃からRailsに書き換える大仕事に取り掛かりました。

詳しくは、エンジニアの菊地くんのブログより。

dothesamurai.hatenablog.com

 



結果は、機能を減らしてでも年内に移行することを優先し、実現しました。

そして、このシステム刷新を通じて、
株式会社DO THE SAMURAIは胸を張って、IT企業を名乗れるようになりました。

「文化への深い尊敬と理解があり、テクノロジーも強い」のは、
僕らの強みです。


2019年、ホトカミはもっと良くなっていきます!



2019年の目標

以下、目標を公開しますが、間違いなく目標は変わります。
(むしろ変わる方が健全。なぜなら社会も僕たちも変わっていくから。)

でも、大きな方針は変わらないです。

今年2019年の目標も、
『神社やお寺と人々のご縁をたくさん紡ぐこと』を目指して、

具体的には、
「毎月1000万PV(今の約10倍)」
「毎月10万投稿(今の約100倍)」
「全然宣伝してこなかったホトカミ公式アカウント(30寺社→300寺社)多言語ガイド(3寺社→300寺社)を日本全国で使ってもらう(少しずつ)」
「ホトカミの熱いファン888人」
「永続的にホトカミを運営できるような収益化」

さらに、
「御朱印以上、檀家 / 氏子未満の寺社と人々の関係構築に貢献したい」です。

そして、
『1,000年後にも感謝される事業』という長期的な目線で常に生きていきます。

ここまでが、DO THE SAMURAIとしての方針ですが、
個人的には内村鑑三が後世への最大遺物のなかでいう『高尚な生涯を残す人々』を増やせるような活動に取り組んでいきたいです。

具体的には、DO THE SAMURAIのみんなが『高尚な生涯を残せる』ようにしたいのはもちろんのこと、
MAKERS UNIVERSITYの同輩や、大学の授業やゼミに呼んでもらったり(今月も東北大学へ)、(もちろん神社やお寺の後継の方など含め)日本文化や歴史関係でなにか生きていきたい!という人の応援をしていきたいです。


というわけで、例のごとく6000字を超える長文となってしまいましたが、
今年もよろしくお願いします!
(いち歴史オタクとして、元号変わるのほんと楽しみ。)


ご武運を!

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60万ページあるウェブアプリを支える技術

こんにちは。IT神職(ウェブエンジニア)の菊地です。

先日ホトカミがリニューアルしました。

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トップページのデザインは主に僕が作りました
ホトカミはもともとPHPというプログラミング言語で書かれていましたが、今回は日本発のプログラミング言語「Ruby」で作りました。

そもそもなぜリニューアルしたのかというと

  • 今年の4月にサーバーを自由度の高いものに移行出来たので、開発効率の高い言語に移行したかった
  • 管理を重視せず、よくわからなくなってしまったコードが増えてきてしまったので、一度書き換えて整理をしたかった

というのが主な理由です。

実際の開発は5月から書き換え作業が始まり、結果として紆余曲折を経て今月(12月)までの長丁場となりました。システムリプレースの難しさを身を以て実感した約半年間でした。

結果として、ページの読み込みスピードが爆速になったり、わかりやすく綺麗なデザインになったりと、ユーザーさんにとって長期的なメリットを生み出すシステム作りをすることが出来たと思います。

僕は今回のリニューアルで主にサーバーサイド(データをユーザーさんから受け取って保存したり、整形して綺麗にウェブサイトとして表示する前のデータを自動で作るサーバーシステムのこと)を担当し、概ねアプリにあるRubyのコードの7~8割を書いたことになります。

その傍ら目に見えるWebデザインの部分も担当し、トップページをはじめだいたい3割以上のHTML/CSS(Webブラウザがこれを読んで実際のデザインを表示する)のコードも書きました。

デザインからシステムまで、幅広い部分をカタチにしていく作業は非常に楽しくやりがいがあります。

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実際の開発画面(ぼかしを入れています)

と言いつつも、僕は実際に稼働していて、かつPV数もそれなりにあるウェブアプリを0からプログラムしたのは初めての経験でした。

しかもこのアプリには14万件の神社お寺とそれに付随する情報のページ、そして地域等のカテゴリーリスト、ユーザーさんの投稿を合わせ約60万にも及ぶページが存在しており、ここまでの規模のサイトはおそらく日本に数%も無いでしょう。60万ページ全てをエラーなく完璧に動かすのは非常に大変です。

そう考えると、エンジニアとしてもかなり貴重な体験が出来たと感じています。

今回のホトカミには、今できる限りの最新の技術を投入したつもりです。突き詰めればキリがない世界ですが、とにかくサイトの基礎性能が以前よりも確実に上がるように工夫しました。

「神社お寺」と「最新技術」は一見かけ離れたもののように思えます。だからこそ、新しい技術を取り入れる余地が無数に存在していると、今回のリニューアルを通して実感しました。

これからも常に新しい技術を意識し、神社お寺界を盛り上げていけたらなと考えています。

余談ですが、新年2019年の三が日は埼玉県の「金鑚神社」で神職として奉仕をさせていただいておりますので、お近くの方は是非お立ち寄りください。

hotokami.jp

それでは、良いお年をお迎えください!


神社お寺の投稿サイト「ホトカミ」を作る株式会社DO THE SAMURAIでは、エンジニアを絶賛募集中です!

特にフロントエンドを作れるそこの貴方、いつでもお待ちしております。

dothesamurai.hatenablog.com

一緒に神社お寺の未来を創りましょう!

今日のDO THE SAMURAI

 

こんにちは。ホトカミ神道担当の森です。

色々と忙しく、久しぶりのブログ更新となってしまいました…

 

DOTHESAMURAIでお仕事をするようになり、今日でちょうど一年が経ちました。(おめでとう自分🎉)

 

働き出した当初のブログは今読むと、なんだかむず痒くて変な気持ちになります。

dothesamurai.hatenablog.com

 

働き出した当初や、熱海合宿へ行った時とは自分も周りの環境も変化しているので、今日のDO THE SAMURAIについてゆるく書いてみようと思います。

 

今このブログを書いている場所は、オフィスの一角です。

 

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ちなみに、今小沼さんは美味しそうなコンビニスイーツを食べています。

 

また最近は、代表の吉田さんが全国に飛び回っているので、オフィスにはいつもお土産があります。

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これは村上さんからの献上物です

 

あと、お昼ご飯はバーガーキングが何故か流行っています。

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 今日は菊地さんが行ったみたいです。

 

今日は、ちょうど以前書いた熱海合宿のブログから増えた方たちが揃っているので、みなさんについて書いてみます!

 

菊地さん

もともと大学のサークルの先輩で、ホトカミの存在を教えてくれて吉田さんと繋げてくれたのは、菊地さんのおかげです。

今年の4月から一緒に働きだして、半年しか経っていないのにものすごい量の仕事をこなしています。(すごい)

大学の先輩なので、いまだに菊地先輩と呼んでしまいます…

 

佐藤さん

みんな快くんとか快さんとか呼んでます。

公式アカウントのデザインとか対応とかしてます。

私も実家の神社の公式アカウントを作っていただいているので、どんどん進化している公式ページにいつも感動しています。

ふわっとした印象ですが、読んでる本とコメントの癖が強いです。

もう11月で寒いのに、素足にサンダルを履いています。

 

小谷さん

実は今日初めましてしました!

できる女性のオーラを感じます。(本当薄っぺらいことしか書けませんすみません…)

ホトカミでは経理や、ユーザー対応をしてくださっています。

領収書などが、小谷さんが働いてくださったおかげで、以前よりしっかり管理されていてありがたいなあと感じます。

 

重久さん

重久さんも今日初めましてでした!

インタビュー記事の文章が、物語のように流れが綺麗でとても感動しました。

今お隣で、HTMLのお勉強をしていて、去年の自分が頭によぎります…

重久さんは、歴史がお好きらしく、お土産に家紋クッキーをいただきました。

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可児才蔵と生駒親正の家紋です(他の家紋のクッキーは食べちゃいました。)

 

以上が新しい方々です!

 

今日もみなさん自分の仕事をしっかりしながら、たわいもない会話で溢れています。

 

これからもみなさんよろしくお願いします!

 

お読みいただき、ありがとうございました!

 

 

 

 

ウェブの文化

こんにちは。Sequence and Abstraction Artistの小沼です。

私は、ウェブという業界で働いていますが最近になって少しウェブの文化というものがわかり始めた気がします。
ウェブというのは、インターネットの仕組みを組み合わせて作る物事のことです。
もともと大学でコンピューターというものをやっていましたが、ウェブと大学でやってたコンピューターはかなり異なる性質があります。
今のウェブ技術には、かなり便利な仕組みがすでにあり、それらをうまく使うことによって素早くシステムを作ります。
逆に大学でやってたコンピューターは、今まで作られてきた物事の中身の仕組みを理解するということに重点が置かれており、既存の技術を再検討することに時間をかけます。

ウェブなら生産性を高くスピード感がありますが、その一方で軽くなってしまう面があります。

この両方の性質を、バランスよく活用するために、日ごろの勉強と仕事でのスピード感の切り替えが大事なのだと思います。

発心したが吉日 物事のはじめかた ~仏教担当のプチ法話~

こんにちは、ホトカミ仏教担当の横井です。

現在、四国お遍路の記事をアップに向けて編集中ですが、その際調べていて見つけた「発心」(ほっしん)という言葉について書いていきたいと思います。

 

お遍路では四国を一周しますが、そのスタートがある徳島県、阿波の国は「発心の道場」と呼ばれています。

 

「発心」とは、何かをはじめようとすることを指す言葉ですが、「発菩提心」(ほつぼだいしん)、すなわち仏教でいう悟りを得ようと志すという意味もあります。「発菩提心」を略して「発心」ということですね。

 

発心する瞬間がこれから続けられるかどうかの要

何事も最初から完璧にできる人はいないでしょう。ですが、うまくいかないとなかなかモチベーションも上がらずやめてしまう人も多いのではないでしょうか?

モチベーションが上がらないということは続かない、続けたくないということです。

 

私も三日坊主な人間なので、ちょっとやっていろんなことをすぐやめてしまいました。

たとえば、ギターを手に取ればFコードが鳴らせずやめ、イラストをやり始めたら身体や手が描けずにやめ・・・

ほかにもいろいろちょっとやってはモチベーションが続かずに辞めてしまいました。

似たような経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

ではなぜ、すぐやめてしまうのでしょう。

それは、「発心」、すなわちなぜやるのかという理由の部分が弱いから。

なぜやりたいのか、なんでやりたいのかというところがはっきりしていないからモチベーションを維持できずにやめてしまうのです。

 

逆に、なぜそれをやるのか、という理由があれば、途中うまくいかなくても続けることができるはずです。そして、継続した結果うまくいくのではないでしょうか?

 

肝心なのはスタートの切り方、物事をはじめるときにそれをやりたいという、はっきりとした理由を持っているかどうかです。

 

なかなか新しいことをはじめられずに悩んでいる方も多いと思います。焦らなくても、時間をかけて、じっくり考えたっていいんです。

 

お釈迦様だって出家するときに、自分の立場や家族の存在で出家するかどうか悩みました。

それでも世の中の苦しみを見て、その苦しみから離れる方法を探したいと志して出家を選択したのです。

お釈迦様でさえ、新しいことをはじめるときに悩むのですから、われわれ凡夫が悩むのもある意味当然ですよね。

おわりに

ということで、今回は発心についてでした。発心する、新しいことを始めようとするときには迷いや悩みがあるかもしれません。

 

『華厳経』というお経に、「初めて発心するとき、すなわち正覚を成ず」という言葉があります。

直訳すれば「最初に発心したその瞬間に悟りを得る」という意味ですが、はじめにしっかりやるぞ!と意識することが大切であり、最初がぶれているといつまでたってもゴールが見えないんだぞ、という戒めでしょう。

 

迷ってもいい、悩んでもいいんです。その時間はすばらしいスタートを切るための準備期間と考えてみてはいかがでしょうか?

 

ゆっくりと本を読む

役職名について

こんにちは。 Sequence & Abstraction Artistの小沼です。

Sequence & Abstraction Artistというのは最近できた名刺に書いてある役職名です。 やってる仕事内容的には、インフラよりのソフトウェアエンジニアですが、コンピュータに関することより広い意味を取りたくこのような役職名にしました。

Sequenceというのは、おおよそ「一連の流れ」という意味で、Abstractionというのは「抽象化」という意味です。

どちらもコンピュータ用語でもありますが、コンピュータの分野を超えて、この2つについて考えていこうと思っています。

論語についての本を一冊読み終えました

僕が論語について興味を持ったのは、新渡戸稲造が著作の中で紹介している詩によってです。

皆人の詣る社に神はなし

  こゝろの中に神ぞまします

新渡戸稲造 自由の真髄

昔陽明学者の歌として引用されています。まだ原著に遭遇できてませんが、調べる限り中江藤樹か熊沢蕃山のものでありそうです。 この詩に数年前に出会ってから、少しずつ儒教の本も読んでいます。

昨日、300ページほどの論語についての文庫本を1ヶ月から2ヶ月ほどかけて読み終えました。

コンピュータの技術書であれば、一日二日で読めてしまうのですが、論語などの思想の本は読むのにゆっくり時間をかけて読むようにしています。

一気に読むのではなく、コツコツと少しずつ読むことでより自分に馴染んでいくような気がするからです。

最新技術をまとめた技術書と違い知識を詰め込んでいくのではなく、古典的な本や思想の本は感じ取っていくのが好きです。

Do The Samuraiは人文系に強い?

会社の中で唯一、純粋な理系大学に通っている僕も技術書を読むかたわら論語を読んだりしてるくらいDo The Samuraiは本を読む人が多い会社です。

僕と同じようにプログラミングができる菊地くんは大学では神職になるための勉強をしているし、デザイナーのRuiさんも語学が堪能で哲学書を読んでいます。

そもそもソフトウェアの分野というのは、テクノロジーの権化でありながら、人間についての問題や文芸的な問題が、ソフトウェアを作るときも使うときも、常に最重要な課題の一つになっています。

ITと文化の両輪でうまくバランスをとって、会社として社会に貢献していきたいです。