ホトカミをつくるDO THE SAMURAIのブログ

みんなでつくる神社・お寺の投稿サイト「ホトカミ」を運営している、株式会社DO THE SAMURAIのブログです。

ソフトウェア開発に大切なこと

ホトカミのエンジニアリングをしている小沼です。

渡辺和子さんの『忘れかけていた大切なこと』という本を読んでいたら、ソフトウェアシステムを開発・運用している者として、ドキッとした文がありました。
「情報手段の発達は、それに見合う良識と道徳が伴わない時、計り知れない危険を持っています」
僕は、一般的なスマホやパソコンの使い方をしている人と比べると、ソフトウェア開発をするために、かなり高度な情報技術を使っています。
なのでその情報技術に見合うように、良識や道徳に関して一般的な人より気を付けないといけないです。
もしこのブログを読んでくれている方が、ソフトウェアエンジニアなど情報技術に関わる立場にあるのでしたら、自分の持っている技術に対して、見合う良識や道徳を本当に持っているかどうか、僕と同じように向き合ってみてください。

ソフトウェア開発は、一般的な現代の工業製品と違い、窮屈なパターン化をして大量生産するような方法では、時代の流れやユーザーの要望に対応できず、設計に柔軟性が求められます。

そのように柔軟なソフトウェアを作るために、ソフトウェア開発のメソッドには、アジャイルやスクラムなどがあります。

しかし、これは『ホトカミ』の開発をしていても感じることですが、それらの開発手法は結局のところ、「経営者」「開発者」「利用者」の間で、お金とモノだけのやり取りをするのではなく、お金とモノに加えて、こまめに気持ちのやり取りをするところに本質的な価値があるように感じます。
したがって、ソフトウェア開発をより効率的にするためにも、気持ちの部分が大事で、ソフトウェアエンジニアはただ高い技術力のみを追い求めるのではなく、技術力とともに、人間的に良識や道徳を磨いていかなくてはいけないのだろうと思います。
人間の本来のあり方に立ち返って、どのようにしたらお互いが幸せになることができるか考えることが、より良いシステム開発・運用に繋がってくるものと信じて頑張っていきたいです。