【Forbes8月号】日本の担い手99社に選出!そして、メディアを通じて誤解なく伝えたいこと。
こんにちは。
神社お寺の投稿サイト「ホトカミ」を運営する株式会社DO THE SAMURAI代表の吉田 亮です。
6月25日発売のForbes8月号の特集、
「新しいイノベーション!日本の担い手99選」にDO THE SAMURAIを選んでいただきました。
加えて、『上場よりも「ミッション」重視、共感型のソーシャルエンジェル投資とは』という弊社取締役 黒越さんの記事のなかでも、ホトカミについて触れられています。
今回のブログでは、Forbesの記事のなかの表現で意図とは異なる部分があったので、
その点について、お伝えさせてください。
しかし、大前提として今回の特集めっっっっっっっちゃ素敵です!
「全員幸せ」インクルーシブ・イノベーションと題し、
お金よりも想いや社会的インパクトを重視している特集です。
(Forbesおなじみの世界の大富豪ランキングとは、まったく雰囲気が異なる。)
僕の大好きな先輩起業家さんもたくさん紹介されています。
ぜひ、買って読んでください!!!!
記事を書いてくださった担当の方も編集者さんも、カメラマンの方にも本当に感謝しています。ありがとうございます!
本当に嬉しかったので、岐阜の実家と滋賀のおじいちゃんの家にも買って送りました。
それくらい素敵な特集なので、日本中の皆さんに買って読んでもらいたいのですが、
どうしても譲れない部分があるので、その点についてお伝えさせてください。
私たち言葉へのこだわりがとても強いのです。
表現に対して、かなり繊細なのです。
またソーシャルエンジェル出資について、詳しく知りたい方はコチラの記事をお読みください。
それでは、こだわりを語っていきます。
"仏の食べログ"では無い
「100年続くデータベース "仏の食べログ”」という見出しで表現されています。(52P)
この表現に関して、伝えたい点が2つあります。
1、”仏の”
まずは、以前書いた記事から引用。
「ホトカミ」だから「神社お寺」
仏さまと神さまで「ホトカミ」です。
サービス名では、仏さま(仏教)が先にきています。
そのため、その他の説明などの文章ではすべて「神社お寺」と、
神社が先になるように配慮しています。
神社もお寺も同じように応援したいと思っているので、
「ホトカミ」だから「神社お寺」となるようにバランスを取っています。
「神社とお寺、どっちの方がホトカミ的にやりやすいですか?」とか、
「どっちを応援してるんですか?」とか野暮なことを聞いてくる方がいらっしゃいますが、完全に公平であり、中立です。
言葉へのこだわり〜「口コミ」ではなく「お参りの記録」・「アーティスト」と「クリエイター」の違い〜
そうなんですよ!
これほど、神社とお寺を公平に、中立にどちらも分け隔てなく応援したい!とこだわっているのに、"仏の"のみ、となっているのはとても心苦しいです。
もっというと、"仏の"では全く無いです。
正しく表現するとすれば『神社とお寺の』です。
そもそも、敬称がついて無いことにも違和感があります。
(皆さんも仏って言わないでしょう。"仏さま、仏さん"という方が多いと思います。)
2、”食べログ”
こちらもまずは、過去の記事より。
「口コミ」ではなく「お参りの記録」
ホトカミは、お参りの記録投稿サイトです。
仕組み自体は、食べログのように口コミ投稿サイトとも言えるのですが、
決して「口コミ」を投稿するサイトではありません。
なぜ、そこにこだわっているかというと、
口コミとして神社やお寺の良し悪しを評価するなんて、望んでいないからです。
良かったこととか、シンプルに感じたことなどを投稿して欲しいので、
そういった文化をサイトでつくっています。
リリースして、もうすぐ1年。
1万以上の投稿が集まっていますが、悪口や誹謗中傷の投稿はゼロです。
急激な成長も望まず、このままホトカミの良い文化を保っていくことで、
投稿が集まれば集まるほど、神社お寺へのエールや勇気にしたいです。
上記の通りです。
「食べログ」と表現することによって『口コミとして神社やお寺の良し悪しを評価する』サービスのように認識されたく無いし、実体とも異なります。
ただ、こちらに関しては、ホトカミ自体がまだまだ認知されていないし、
「お参りの記録を投稿できて、神社やお寺を見つけることができる」以上の本質的な価値がまだ定まっていないから、現時点では仕方ないかなと思うところもあります。
『お参りの記録投稿サイト』と言われても、ピンとこない方も多いだろうし・・・
1年後には見えてるはず。引き続き、頑張ります!
というわけで、「100年続くデータベース "仏の食べログ”」ではなく、
「100年続くデータベース "神社のお寺の投稿サイト”」もしくは、
「100年続くデータベース "お参りの記録投稿サイト”」と理解頂けたら幸いです。
ビジネスモデルはありません!(断言)
「参拝者を増やしたらお賽銭の一部を受け取るビジネスモデルを構築中」(56P)という表現があります。
しかし、断言しますが現時点では、
ビジネスモデルはありません!
ホトカミを見てもらえればわかりますが、
広告すらついていません。
ましてや、お賽銭の一部を受け取ろうなんて、まったく考えていません。
そもそも、お寺や神社の収入におけるお賽銭の占める割合は一部です。
また、お賽銭どろぼうがいることをご存知ですか?
最近では、お賽銭どろぼう対策として、お賽銭箱をそもそも設置していない(設置できない)神社やお寺もあるほどです。
では、ビジネスモデルも売上も何もない状態でどうやって運営しているかというと、
今回のForbesでも『上場よりも「ミッション」重視、共感型のソーシャルエンジェル投資とは』というテーマで取り上げていただいたように、
日本で初めてとなる、エグジットを前提としない共感型のソーシャルエンジェル出資で約1億円の資金調達をしました。
以下、ソーシャルエンジェル出資についての記事を引用。
神社お寺の投稿サイト「ホトカミ」を運営する株式会社DO THE SAMURAIは、黒越 誠治氏(適格機関投資家)を引受先とした約1億円の第三者割当増資を実施し、資本金を5万円から88,888,888円*に致しました。エグジットを前提としない日本初の共感型の出資です。*「末広がりでありますように」という日本古来の考え方から資本金額の「八」にもこだわりました
「背景と想い」日本初「ソーシャルエンジェル出資」で約1億円の資金調達を実施に関して(代表) - DO THE SAMURAI BLOG
エグジット、つまり金銭的なリターンを一切求められない想いの込もったお金でホトカミを運営しています。
だから、ビジネスモデルがない!と断言し、自分たちの信念を胸にホトカミを運営できているのです。
100年後のためには、続けることが大切
そんな私たちが目指しているのは、
「神社とお寺の持続可能な運営を手助けすること」です。
会社の事業理念としても、
「100年後にも感謝される仕事」と、掲げています。
だから、ホトカミ自体も長く続けていくことが何よりも大切だと考えています。
また、旅行サイトのじゃらんやトリップアドバイザーにはまだまだ及びませんが、
「神社とお寺」という領域に絞れば、ホトカミはすでにかなり大きなサイトです。
広告つけたらそれなりの売上になるのもわかっているし、
実際に広告を出稿したいというお話も頂きますが、少なくとも現時点でそれをやる必要はまったくないので、広告もつけていません。(いずれやるとは思いますが。)
さらに、とても嬉しいことに、間違いなくホトカミのおかげで参拝者が増えている神社もお寺も増えてきていますが、
だからと言って、もちろんお金を受け取ったりは、まったくしていません。
私たちが解決したいのは、
神社やお寺を求めている人は意外と多いにもかかわらず、
神社お寺の情報がネット上に少なすぎる問題です。
東京でいうと、実はみんながみんな、わざわざ鎌倉のお寺に並んでアジサイを見にいきたいと思ってるわけではないんです。
近所のお寺にアジサイが咲いていることを知っていれば、近所のお寺でも良いのです。
しかし、近所のお寺のアジサイの情報がなさすぎるので、
みんなとりあえず、鎌倉に行きます。
ホトカミの現在地検索を使えば、近所の神社やお寺を簡単に見つけることができます!
そして、みなさんの投稿を見て、他の人がまた見つけることができます。
そうして、神社お寺と人々のご縁を紡いでいくのが我々の使命です。
参拝者が増えた結果、神社やお寺にお金が落ちて、持続可能な運営になるようにお手伝いしたいのです。
そして、この想いを大切にホトカミを運営できるのはソーシャルエンジェル出資のおかげです。
ポスト資本主義の社会において、お金のみの価値はどんどん薄まっていきます。
そんななか、ピュアな信念を貫き通すことができるソーシャルエンジェル出資が世に広まることで、少しでもすてきな世界になったら嬉しいです。
というわけで、6月25日発売のForbes8月号の特集、
「新しいイノベーション!日本の担い手99選」にDO THE SAMURAIを選んでいただきました。
加えて、『上場よりも「ミッション」重視、共感型のソーシャルエンジェル投資とは』という弊社取締役 黒越さんの記事のなかでも、ホトカミについて触れられています。
本当に素敵な特集で、
関わっている皆さんにも本当に敬意&感謝なのですが、
Forbesの記事のなかの表現で意図とは異なる部分があったので、
その点について、お伝えさせて頂きました。
PS.今回は、全員幸せインクルーシブ・イノベーションという特集ですが、
神社もお寺も、とてもインクルーシブ(包括的)ですよね。神社とお寺が共存していることからも、それがよくわかります。好き。
というわけで、ぜひ買って読んでください!
ご武運を!
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