ホトカミをつくるDO THE SAMURAIのブログ

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仏教を人に伝えるということ

こんにちは、ホトカミ仏教担当の横井です。

さまざまな仏教的な活動を今まで経験してきましたが、仏教を人に伝えるとはいったいどういうことなんでしょうか?

一言に伝えるといっても、仏教の何を伝えるのか、また、仏教をどうやって伝えるのか?という疑問があります。

今回は、その疑問について思ったことを書いていきたいです。

 

仏教の「何」を伝えるか?

仏教は広い教えです。数多くのお経があり、それだけ多くの教えもあります。また、日本には多くの仏教の宗派があり、それぞれ仏になるという目標は同じでも、いつ仏になるのか、どうやってなるのかなどは考えかたが違ったりします。

また、仏教を通した体験や、修行もさまざまで、ただ単に「仏教」というだけでは広すぎて何も伝えられないと思います。

そこで、どんなことを一番に伝えたいか?ということをピックアップしなくてはなりません。仏教を人に伝えるとき、よく考えなくてはいけない点がこの「何」の部分です。

 

私の中で伝える内容を考えるときのポリシーが、

  1. 仏教の教えをしっかり保ち、間違ったことを言っていないかどうか
  2. だれも悲しい思いをしないかどうか
  3. 伝えた人の人生に豊かさをもたらすかどうか

という点です。このことを考えながら記事なども執筆しています。

このポリシーを守り、仏教の中でも何を伝えたいかをピックアップするのが一番難しく、また記事を書いていてやりがいと感じるところです。

仏教の伝え方の今後

さて、ホトカミでは記事を通してみなさんに仏教を広めておりますが、個人的には実際に話をしたり、催し物を企画、もしくは参加するなどして仏教を広める活動をしています。活動を重ねれば重ねるほど、新たな発見があります。

では、今後どのように仏教は広まっていくのでしょうか?最近では新たな形で仏教を広めようと、様々な方が努力しておられます。大変すばらしいことです。

仏教はその時代に合わせて広まり方も変化していきました。現代においてもそれは変わらないと思います。

 

私の思いとしては、私と同じくらいの年代の若い人にも仏教を知ってほしいです。そのためには、今ある仏教のかたちはそのままに、若い人でも入りやすい新しいかたちを提供することが必要でしょう。しかし、「大衆受けすることばかりすれば、仏教の品格を落としてしまう」という声もあります。もちろん、いままでの仏教者が築いてきたものを汚すことがあってはなりません。

 

新しいかたちが受け入れられるにはどうすればいいのでしょうか?

それはやはり今まであったものを否定せず、リスペクトすることが大切なのではないでしょうか。

以前お話を聞いた来宮神社の雨宮宮司も、「変えてはいけない部分を大切にしていれば、神社でも新しいことに取り組む可能性はたくさんある」とおっしゃっていましたが、お寺でも同じだと思います。

hotokami.jp

 

最も大事で変えてはいけない部分をしっかり見定めることができれば、どんどん新しいことをやっていいと思います。今までのお坊さんも、きっと新しいことを始めるときには悩んだはずです。その悩んだ時間だけ、大きなものが生み出せるのではないでしょうか。

 おわりに

ちょっと大層なことを書いてしまいましたが、今後の仏教の発展は仏教に携わる人、一人ひとりが悩み、考えていくことにかかっていると思います。

人やお寺など、それぞれに立場や環境、置かれている現状があり、それに対して一人ひとりが向き合っていくことが大切なのではないでしょうか。

乱文ではありますが、新しいことを始めようとする人に読んでいただいていたら幸いです。