こんにちは。
参拝者と神社お寺でつくるお参りの記録共有サイト「ホトカミ」を運営する株式会社DO THE SAMURAI代表取締役の吉田 亮です。
現在、仲間を募集しています。
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さて、本題。
先月4月25日にデジタルハリウッド大学の「ソーシャルビジネス」という講義でゲスト講師をしてきました。
デジタルハリウッド大学で、「ソーシャルビジネス」の講師してきました。
— ホトカミ運営代表/吉田 亮@神社お寺/学生インターン募集中 (@RYO_ReaL) April 25, 2019
たっぷり100分、
・ホトカミについて
・20歳から26歳までの紆余曲折
・ホトカミを人生かけてやっていこうと決断できた背景
・立ち上げや仲間集め
・今後の展望まで、たくさん語りました。
予想以上に盛り上がって良かった! pic.twitter.com/R1HTQjL9kE
この「ソーシャルビジネス」の講義を担当してらっしゃるNPO法人ETIC.さんから、話して欲しいとの連絡をいただき、お話しました。
ETIC.さんには、6年前僕がまだ髪の毛が真っ赤で歌って踊っていた頃の、東京大学のアントレプレナー道場という授業で出会って以来、ずっとお世話になっています。
今回の記事では、
・授業の様子
・どんなことを話したのか?
・生徒さんたちからの感想などを紹介します。
「ソーシャルビジネス」って、どんな授業?
そもそも、「ソーシャルビジネス」ってなんなのでしょうか?
ググってみました。
ソーシャルビジネスとは、社会問題の解決を目的としたビジネスのことです。その事業領域は、貧困問題、差別問題、まちづくりなど多岐にわたります。最大の特徴は寄付金などの外部資金に頼らず、自らが事業収益が上げながら継続的に課題解決に取り組むことです。
引用:起業して社会問題を解決する!ソーシャルビジネスとは?
「社会問題の解決を目的としたビジネスのこと」
ゲームやスポーツなどのエンタメや娯楽のビジネスというよりは、何かしらの社会問題の解決を目的としてるということですね。
僕らの場合は、「家」単位での神社お寺との繋がりが希薄化していくなか、「個人」と神社お寺の新しい繋がりをつくろうと、ホトカミを運営しています。
というか、そもそも日本には、不登校、格差、麻薬中毒、孤独死、伝統の継承、少子化、難民、自殺など様々な社会課題があります。その根本的な原因のひとつは人と人との繋がりの希薄化によるものと言われています。これは、前述のETIC.さんと孫泰蔵さんが主催する社会起業家が集うプログラムに参加する過程で強く感じたことです。そして、日本では少なくとも1300年以上、神社やお寺が人々の繋がりを育む役割を担ってきました。 つまり、社会課題を解決してきたのが、神社お寺なのです。その神社お寺のためにホトカミを運営しています。(思わず長く語ってしまった・・・)
「どんな課題を、どうやって解決しようとしているか」詳しくはコチラ
また、僕らは日本で初めて、エグジットを前提としない共感型のソーシャルエンジェル出資で、約1億円の資金調達を実施しています。
「背景と想い」日本初「ソーシャルエンジェル出資」で約1億円の資金調達を実施に関して(代表) - ホトカミをつくるDO THE SAMURAIのブログ
ただ、僕らが神社お寺、そして参拝者の皆さんに貢献できてる部分はまだまだ少しだけなので、もっと頑張ります。
ついつい神社お寺の話ばかりしてしまうので、話題を、「ソーシャルビジネス」の講義に戻すと、
デジタルハリウッド大学の主に3、4年生が対象で、30名ほどが講義を取っていました。
そのうち、半分程度は海外からの留学生の皆さんでした。
どんなことを話したの?
これまでの授業で学生さんたちは、ソーシャルビジネスとは何かという座学をしたり、各々が自分がやりたいプロジェクトを考えたりした状態で、迎えていただきました。
だから、理論や教科書に載っている話よりも、できるだけリアルで生々しい話を準備して、臨みました。
まずは、自己紹介
そして、参拝者と神社お寺でつくるお参りの記録共有サイト「ホトカミ」について
そのあとは、20歳から26歳までの紆余曲折についてお話しました。
中学2年生からずっと、プロのミュージシャンを目指していました。
紆余曲折あり・・・「志に目覚める!」
その後も、順調そうに見えましたが、そう上手くはいかず・・・
一度、すべての仕事を辞めて、引きこもりました。
そして、ホトカミを人生かけてやっていこうと決断しました。
さらには、ホトカミの立ち上げや仲間集めについても話しました。
ちなみに、ホトカミをつくり始めるにあたり、自分でHTMLやCSSは勉強しました。
生徒さんたちからの感想(一部抜粋)
最後に、生徒さんたちから感想を簡単に紹介させていただきます。
我ながら、めちゃくちゃ(面白さも内容の深みを含めて)ウケてた手応えを感じていたのですが、ポジティブな感想をたくさんもらえて嬉しかったです。
・明日からも頑張れそうです。今技術が学べる環境をフル活用して、徹底的に手を動かせるようになって社会に出たいなと思いました。とっても楽しい1時間半でした。ニヤニヤが止まりませんでした。
・一生かけてやる事業を考えるために300個案を考えるっていう方法はすごく参考になり、卒業制作に役に立つと思いました。今卒制について何を作るのか全く決められない状態です。迷うより、いっぱいアイディアのリストを書いて、その中から決断できるかもしれません。
・正直、ソーシャルビジネスといっても自分はお金のことを考えてしまいがちですが、それを度外視するような考えというかとりあえず寺社のことを思っている姿勢がとても考えさせられました。
・今回のお話を聞いて、どのように起業していくか、そして吉田さんの会社の動かし方を学ぶことができました。吉田さんのお話はとても聞き取りやすく、長時間のお話でも楽しんで、そして様々なためになるお話を聞かせていただきました。
吉田さんがホトカミを完成させるまでの経緯を細かく知ることができ自分のプロジェクトを進めるうえで参考になるなと思いました。
・最近自分の周りは壁だらけでやる気が失われて何もしたくないなぁと思っていることが多いのですがやりたいと思うことがあるなら行動することが必要で、いつかやりたくないこと、決めたくないことでもやらなきゃいけない時が来ると実感しました。自分の本当にやりたいことはなんなのか、それはどうやったら実現できるのか、少し考え直してみて、まわり道してみて将来にむかって進んでみようと思わせていただきました。
・とても情熱とパワーを感じました。「思いつくこと」を全てやっていたことも尊敬します。本当に「お寺、神社好き」という気持ちも伝わってきました。
10年前描いた未来と比べて・・・
まず、ETIC.さんには昔から本当にお世話になっているので、僕の経験から紡ぎ出された言葉が少しでもお役に立てたら、この上なく嬉しいです。
何よりも、真剣に、楽しく、前向きに講義に望んでくださったデジタルハリウッド大学の学生の皆さん、本当にありがとうございました!
※何か相談とかあれば、TwitterのDMとかに気軽に連絡ください。
僕が二十歳の頃、描いた人生プランでは、29歳の今頃は、ZEEP TOKYOあたりでライブをしているはずでした。
しかし、今は会社を経営し、毎日、オフィスか神社お寺で過ごす生活を送っています。
10年前描いた未来とはかけ離れているけど、
10年前描いていた未来と同じくらい、いや、それ以上の素晴らしい日々を送ることができています。(みんなのおかげ!)
思った通りにはならないかもしれなけど、
まわりのことは気にせず、自分が胸を張ってやりたいと思えること、頑張りましょう。
ご武運を!
ちなみに、この講義のために用意したスライドや内容をもとに、先日ブログを書きました。話した内容の詳細とポエムはこのブログに書きました。
dothesamurai.hatenablog.com
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