ホトカミをつくるDO THE SAMURAIのブログ

みんなでつくる神社・お寺の投稿サイト「ホトカミ」を運営している、株式会社DO THE SAMURAIのブログです。

「好きなことを仕事にしても良いのか?」(代表)

こんにちは。
神社お寺の投稿サイト「ホトカミ」を運営する株式会社DO THE SAMURAI代表の吉田 亮です。

3年間の個人事業主を経て、
2016年4月に法人化し、DO THE SAMURAIは生まれました。
もうすぐ3年目に突入です。


たくさん書きたいことはあるのですが、
今回は「好きなことを仕事にしても良いのか?」というテーマを取り上げつつ、
自己紹介とします。

 




「好きなことを仕事にしても良いのか?」


どう思いますか?


好きなことを仕事にしたら、好きじゃなくなりそう。
仕事は遊びじゃないんだから、真面目にやれ。
仕事はしんどくて、当たり前だ。


色んな考え方があると思います。


でも、私は
「好きなことを仕事にしても良い!」と思います。


そして、好きなことを仕事にできる人が増えたらいいな、と心から思っています。


なぜ、そう思うのか、自己紹介も含めて書きました。


歴史とSMAPが好き

滋賀県彦根市生まれ、岐阜県多治見市育ちの私は、
幼い頃、大河ドラマ「利家とまつ」を見て以来、
前田利家という戦国武将が大好きになりました。

 

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加賀百万石を築いた「前田利家」



ドッチボールやサッカーもやりつつ、
休み時間は図書館に通ってひたすら歴史の本を読み漁るような
小中学校時代を過ごしていました。

おそらくクラスに一人はいたであろう、
やたら歴史に詳しい系男子ですね。



高校に入ると、化学や物理の授業が始まりました。

有名な科学者の生涯もだいたい波乱万丈でROCKです。
ケクレっていうドイツのおっさんが見つけたベンゼン環。

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コトバンクより引用



ベンゼン環を見つけたケクレおじさんの生涯に想いを馳せながらベンゼン環の勉強するとちょっとテンションが上がり、化学が好きになりました。

同じように、歴史の切り口から物理も好きになりました。


と同時に、
「SMAPが大好き」です。

どれくらい好きなのかというと、
5歳の頃からファンクラブに入り、20年間毎回すべてのコンサートに行きました。
(最後のコンサートも行きました。)

 
7歳の頃見た、ナゴヤドームでのコンサートに感激し、
将来、歌手になりたい!という夢を持つようになりました。

 

上京後のバンド生活、そして挫折

高校時代にバンドを始めました

大学は行かずに、上京して、
引き続き、バンド生活を送ろうと思っていました。


でも、親とケンカになるし、まわりの友達は受験モードになって話が合わなくなるし、、、、、

悩んだ末、たどり着いた答えが、

「大好きな前田利家さんゆかりの東大に行こう!」

でした。

東大のキャンバスは前田利家の子孫の屋敷跡にあるし、
理系から文転もできるらしいし、東京ドームも近いし、
親も好きにさせてくれるだろうし、完璧じゃん!と。

それで、一浪はしたのですが、無事に合格し、上京しました。
(利家も織田信長に解雇されて浪人していた時代があった。)

 



上京後はずっとバンド一筋でした。


しかし、そこで壁にぶち当たります。
曲が作れない、何が歌いたいのかわからない、、、、
あるときを境に、音楽が生み出せなくなってしまったのです。

 

世のため人のために、何を為すべきか?

「志とはサムライ(士)の心と書く、
 夢は自分だけのものだけど、志とは世のため人のために何かをやるんだよ。」

音楽が生み出せない暗闇のなかで、好きな歴史の本を読んでいたところ、
この言葉に出会い衝撃を受けました。


それまでバンドで成功したいという、自分のことしか考えていなかった
ということに深く反省しました。


私も人の役に立つために、何かせねば!

という想いに駆られ試行錯誤した結果、
「日本の文化や歴史に'楽しく'触れるきっかけをつくろう」と志を掲げ、

歌ったり、お話ししたり、地域の歴史ブランディングだったり、
とにかく幼い頃から大好きな日本文化や歴史を'楽しく'、ということに
こだわって活動を始めました。

athletic-uni-birth.jp



はじめは、とにかく役に立つことやろう!と思って始めました。

バンドの挫折から、志を見つけるなかで気付いたのが、

ただ好きなだけではダメだ。
「社会の役に立つ」必要がある、と。
(今思うと、当たり前すぎるのですが。)


続けていくと、ちゃんと役に立てていたみたいで、
対価としてお金もいただけるようになりました。

こうして、幸運なことに、
好きなことを仕事にできるようになっていました。

でも、そこでふと疑問に思ってしまいました。


「興味のない仕事してる人、多すぎないか?」という問題意識

怠惰なことに、なかなか大学(に通っていなかったため)卒業できず、
働きながら大学4年生を4回やったので、
毎年、友人の就活の相談を受けていました。

企業で働き始めたその後の話もたくさん聞いてきました。

そこで、
「興味のない仕事してる人、多すぎないか?」という問題意識を持つようになりました。
(もちろんイキイキ働いてる人もたくさんいます。)

その背景には、
・就活がうまくいかなかった。
・親や周囲の目を気にして、決めてしまった。
・なんとなく、そうなった。

色々あると思います。

しかし、どうせ同じ時間を過ごすのであれば、
ワクワクがあり、好きな仕事の方が良い!と思います。


だから僕は、
「好きというエネルギーを、社会に役立つカタチに変換できる人を増やしたい!」

好きなことやって、
それがちゃんと役に立って、
感謝されたら、
単純にめちゃ嬉しいじゃないか、と。

そして、誰かの幸せに貢献して、自分も幸福度が高まるのではないか、と。

そんな仲間と働けるように、
株式会社DO THE SAMURAIをつくりました。

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運営しているホトカミを'投稿サイト'にしたのも、
同じ考えが根底にあります。

好きな神社お寺があって、投稿することで、
その神社やお寺を応援(役に立つことが)できたら、素晴らしい!と。

まとめ

まとめに入ると、
「好きなことを仕事にしても良い!」

そのためには、
「好き」+「役に立つ」ことが必要。
(スキルとして得意かどうかは、あまり関係ない。
 覚悟があれば、スキルは練習すれば、だいたい身につけることができるので。


あと注意点として、
「好きなことを仕事」=楽して生きたい、とかそういう話では全くないので要注意

それなりのプレッシャーや、ストレスがないと人は成長できない。
成長する(できなかったことができるようになる)ことで幸福度は上がるから、
適度なプレッシャーや、ストレスは必要。


僕がDO THE SAMURAIで一緒に働く仲間のひとつの基準として、
好きなものがあるか?というのを大切にしています。

日本文化、神社やお寺に限らず、
ホワイトボードに並々ならぬ関心がある、うどんオタクだ、
エンターキーを叩く音が好きすぎる、好きの対象は、なんでも良いです。

なぜなら、
好きって価値観 / 感覚は、そのまま美意識(数寄)に繋がるからです。
(という話はまた書きます)



というわけで、
「好きなことを仕事にしても良いのか?」について語りながらの自己紹介でした!


ご武運を。