ゆっくりと本を読む
役職名について
こんにちは。 Sequence & Abstraction Artistの小沼です。
Sequence & Abstraction Artistというのは最近できた名刺に書いてある役職名です。 やってる仕事内容的には、インフラよりのソフトウェアエンジニアですが、コンピュータに関することより広い意味を取りたくこのような役職名にしました。
Sequenceというのは、おおよそ「一連の流れ」という意味で、Abstractionというのは「抽象化」という意味です。
どちらもコンピュータ用語でもありますが、コンピュータの分野を超えて、この2つについて考えていこうと思っています。
論語についての本を一冊読み終えました
僕が論語について興味を持ったのは、新渡戸稲造が著作の中で紹介している詩によってです。
皆人の詣る社に神はなし
こゝろの中に神ぞまします
昔陽明学者の歌として引用されています。まだ原著に遭遇できてませんが、調べる限り中江藤樹か熊沢蕃山のものでありそうです。 この詩に数年前に出会ってから、少しずつ儒教の本も読んでいます。
昨日、300ページほどの論語についての文庫本を1ヶ月から2ヶ月ほどかけて読み終えました。
コンピュータの技術書であれば、一日二日で読めてしまうのですが、論語などの思想の本は読むのにゆっくり時間をかけて読むようにしています。
一気に読むのではなく、コツコツと少しずつ読むことでより自分に馴染んでいくような気がするからです。
最新技術をまとめた技術書と違い知識を詰め込んでいくのではなく、古典的な本や思想の本は感じ取っていくのが好きです。
Do The Samuraiは人文系に強い?
会社の中で唯一、純粋な理系大学に通っている僕も技術書を読むかたわら論語を読んだりしてるくらいDo The Samuraiは本を読む人が多い会社です。
僕と同じようにプログラミングができる菊地くんは大学では神職になるための勉強をしているし、デザイナーのRuiさんも語学が堪能で哲学書を読んでいます。
そもそもソフトウェアの分野というのは、テクノロジーの権化でありながら、人間についての問題や文芸的な問題が、ソフトウェアを作るときも使うときも、常に最重要な課題の一つになっています。
ITと文化の両輪でうまくバランスをとって、会社として社会に貢献していきたいです。